子育て情報『日本アカネ再生機構と大阪市立デザイン教育研究所が産学連携 「Japan Red(ジャパンレッド)」をテーマにした公開講座を実施 ~【日本の宝】日本茜の美しい色彩を披露!~』

2022年2月21日 09:30

日本アカネ再生機構と大阪市立デザイン教育研究所が産学連携 「Japan Red(ジャパンレッド)」をテーマにした公開講座を実施 ~【日本の宝】日本茜の美しい色彩を披露!~

一般社団法人日本アカネ再生機構(本部:大阪府泉北郡忠岡町)の杉本 一郎(代表理事)と新居 慶二(常務理事)が、2022年1月30日に大阪市立デザイン教育研究所(大阪市阿倍野区)にて同研究所主催の公開講座にパネリストとして登壇し、在学生や入学予定者などを対象にカラーデザイン講師の北川 めぐみ先生(株式会社aroy COLOR DESIGN代表)と日本茜の魅力やデザインの考え方などについてパネルディスカッションを行いました。

日本アカネ再生機構と大阪市立デザイン教育研究所が産学連携 「Japan Red(ジャパンレッド)」をテーマにした公開講座を実施 ~【日本の宝】日本茜の美しい色彩を披露!~

日本茜の色彩と講義の様子

■日本茜とは
日本茜は日本中に自生している多年草の植物ですが、残念ながらほとんど知られていません。しかし、2,000年以上も前から日本での赤色はこの日本茜の根である「赤根」によって染められていました。正倉院に納められている重要文化財や国宝に指定されている鎧などにも日本茜が染料として使われており、黒船来航時に日本総船印として制定された初めての日の丸も、実は日本茜によって染色されていました。
正に、日本の赤「Japan Red(ジャパンレッド)」とも言えるのですが、染色方法が難しいこと、染色には多くの根を必要とすること、根が成長するまでに3年もかかることなどの理由で日本茜による染色はやがて衰退し、日本茜の姿さえも忘れ去られ今では幻の植物となってしまいました。そのため、天然の植物染料としても日本茜だけは市販されていません。

■本公開講座について
「日本の赤-Japan Red(ジャパンレッド)-」をテーマに、「日本茜の美しい色彩で何が出来るのか」や「日本茜を普及させるにはどうすれば良いのか」というミッションに対して、大阪市立デザイン教育研究所の1年生が日本茜について知見を深め、Color(色)・Material(素材)・Finish(加工)といったデザイン要素の重要性を学び、それぞれの視点から新しい切り口やアプローチを見出す“実践型教育プログラム”の初回として開催されました。

当日は次年度の入学予定者や一般の方も受講され、1年生と共に積極的に質疑応答をされていました。
講座終了後には、今回学んだことを活かすために早速、日本茜の染色体験を希望される方が続出し、有意義で楽しい講座であったという声も多数頂戴しました。

また、会場内外の設営や装飾は1年生が行いました。テーマに沿って北川先生のアドバイスを受けながら、展示品だけではなく照明や香りなどにも拘り、開講前の段階からでも学ぶことがたくさんあったようです。

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