子育て情報『ひだまり舎5周年企画、戦争・平和を考える絵本『子どもの十字軍』を8月6日刊行』

2023年8月14日 17:00

ひだまり舎5周年企画、戦争・平和を考える絵本『子どもの十字軍』を8月6日刊行

ひだまり舎(所在地:東京都八王子市、代表:中村真純)は、平和を考える絵本『子どもの十字軍』(ベルトルト・ブレヒト文/はらだたけひで訳・絵)を、2023年8月6日に刊行しました。

ひだまり舎5周年企画、戦争・平和を考える絵本『子どもの十字軍』を8月6日刊行

書影

世界のあちこちでたえず紛争が起き、子どもたちを取り巻く世界も平和と言える状態ではありません。昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻以来、とくにそれが顕著に感じられるようになりました。ブレヒトの「子どもの十字軍」は第二次世界大戦下に書かれたものですが、いまのこの世界においても、まったく劣化していません。未来に語り継ぐべき作品を、長年岩波ホールに勤務され、ジョージア映画祭の開催等に尽力されてきた、はらだたけひでさんの新たな訳と絵で新しい絵本として刊行しました。本体表紙には、広島の「原爆の子の像」に捧げられた折鶴の再生紙「平和おりひめ」を採用しました。
8月6日は平和・いのち・幸せをテーマに子どもの本を出版するひとり出版社・ひだまり舎の開業5周年の日でした。
この絵本とともに、あらためて、戦争とは、平和とは、ということを考えることができたらと思います。


<書籍詳細>
『子どもの十字軍』ベルトルト・ブレヒト文/はらだたけひで訳・絵
発売 : 2023年8月6日
定価 : 1,760円(税込み)
判型 : 176mm×246mm
ISBN : 978-4-909749-16-1
頁数 : 28ページ
販売 : 全国の書店などで販売
書誌情報:https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784909749161

<内容>

ひだまり舎5周年企画、戦争・平和を考える絵本『子どもの十字軍』を8月6日刊行

内容1

ポーランドで1939年
むごたらしい戦争があった。
たくさんの町や村が
一面の焼け野原になった。
・・・
このような書き出しで始まる、4行詩の連なりで紡がれる平和叙事詩。

名前のない子どもたちの描写が続きます。
小さな隊長
12歳になる少女
ビロードのえりの服をきたユダヤ人の子ども
作戦担当の二人の兄弟
やせた灰色の服の子……

はらだたけひでさんは、あえて、リアルでない小さな切り絵で彼らを描きます。
今日は自分が、明日はあの子が、十字軍の子どもになっているかもしれない――
そんなことを思わせる、描写です。


ひだまり舎5周年企画、戦争・平和を考える絵本『子どもの十字軍』を8月6日刊行

内容2

子どもたちはどこへ向かい、そして、どうなったのか……?
苦い読後感が、平和を希求する心の源になると信じています。

<著者>
ベルトルト・ブレヒト Bertolt Brecht(1898-1956)

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