子育て情報『発達支援に関する研究が研究奨励賞を受賞 アース・キッズ、マスセット、チャイルド社による共同研究』

発達支援に関する研究が研究奨励賞を受賞 アース・キッズ、マスセット、チャイルド社による共同研究

障害児通所支援事業を行うアース・キッズ株式会社(R)(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:高見 裕一)は、マスセット株式会社と株式会社チャイルド社との3社連携による共同研究にて、「日本ストレスマネジメント学会 第22回学術大会」で研究奨励賞を受賞いたしました。本研究は、子どもたちの発達支援におけるバランス感覚の向上を介した療育が、ポジティブな感情を喚起する効果について検討したものです。
今回の研究結果から、特に発達に課題のある子どもたちへの支援において、バランス感覚の向上を通じた療育が、楽しさや面白さなどのポジティブな感情を喚起し、それが持続的な療育実施につながるアプローチとして有効であることが示されました。特に、発達の特性に考慮して検討を行ったことで、よりよい支援に繋がると考えられます。

発達支援に関する研究が研究奨励賞を受賞 アース・キッズ、マスセット、チャイルド社による共同研究

研究奨励賞受賞

■研究概要
アース・キッズ株式会社・発達障害療育研究所の土屋 さとみ、同研究所および桜美林大学の小関 俊祐、マスセット株式会社の長尾 雄介による共同研究では、児童発達支援・放課後等デイサービス「スタジオそら」に通う57名の子どもたちを対象に、バランス感覚の向上を介した療育がポジティブ感情に与える影響を調査しました。
方法としては、用具として「ロッキングボール・クリアー」および「ウェイブバランス平均台」(共にマスセット株式会社提供)を発達支援療育の中で提示し、子どもたち自ら使用するかどうかの判断を委ね、使用した場合にこれらを通じて楽しさや面白さ、気持ちよさ等を感じたかどうか評定を求めました。
結果として、バランス感覚の向上を介した療育を実施するなかで、子どもの楽しい、面白いといったポジティブな感情を喚起させる効果が確認されました。その一方で、気持ちよさの感覚には、発達の特性ごとに差異が生じており、子どもの感覚の過敏さなども考慮する必要性が示唆されました。

本研究は株式会社チャイルド社による三社連携調整により、実現に至りました。

発表ポスターについては以下をご確認ください。
バランス感覚の向上を介した療育のポジティブ感情喚起効果ー子どもの発達特性を考慮した検討ー_ポスター
https://www.atpress.ne.jp/releases/410178/att_410178_2.pdf論文については以下をご確認ください。
バランス感覚の向上を介した療育のポジティブ感情喚起効果ー子どもの発達特性を考慮した検討ー_論文
https://www.atpress.ne.jp/releases/410178/att_410178_1.pdf

出典:
土屋 さとみ・小関 俊祐・長尾 雄介(2024)

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