1級ファイナンシャル・プランニング技能士。2009年乳がん告知を受け、2011年に乳がん体験者コーディネーター資格を取得。自らの実体験をもとに、がんをはじめとした病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行う。 現在は、各種セミナーや講演・講座の講師、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。
ファイナンシャル・プランナーの黒田尚子さんは、がんサバイバーです。「がんは『情報戦』とも言われでいて、私ががん告知のショックから比較的早く復活できたのは、『がん=死病ではなく、治る可能性も高い』という知識があったためです」と、言います。 今回は、がんになった時、安心して治療に専念できるよう、お金についてのお話しを伺いました。 この記事は、 「妊娠中に、がんが見つかったら!?「がんは情報戦」に役立つ4つの知識」 「ママががんになってしまった…治療は? 子どもへの告知は?」 の続きです。 ■がんにかかる医療費はいくら? 「一般的に、 がんでかかる医療費は、100万円~200万円くらい と言われています」(黒田さん)。 「がんと診断されたら一時金100万円!」などという、がん保険の広告を目にしたことはありませんか? これは、裏を返せば「がん治療●万円くらいかかるから、準備しておいた方がいいよ」ということなのです。 医療費が具体的にどれくらいかかるか知りたい場合は、特定非営利活動法人・東京地域チーム医療推進協議会(Team Net)が運営している 「がん治療費.com」 で、がんの部位・進行度別の治療費の見積もりがわかります。 》 「がん治療費.com」 ■がんにかかるお金、医療費以外はいくら? がんになった場合、必要なお金は医療費だけではありません。がんにかかるお金のうち、医療費以外のお金を整理してみましょう。 ■「かかる費用」と「かける費用」の見極めを! 医療費以外のお金は「かかる費用」というよりは、 自分の意思で「かける費用」 に分類できるものが多く含まれており、お金をかけようと思えば、無制限にかかる支出です。 反対に言えば、手持ちのお金でまかなえる範囲で済まそうと、割り切って考えれば、圧縮することもできるはずの費用でもあります。 「がんにかかるお金を考えるときは、それが『かかる費用』なのか、『かける費用』なのか? を分けて考えることが大切です」(黒田さん)。 ■がんにかかるお金のベースは「公的保障」 そして、もう一つ知っておいて欲しいことは、 公的保障 のことです。私たちの生活は、がんに限らず、さまざまな場面で公的な制度でカバーされています。 がんにかかるお金も、「公的保障」をから考え始めてみると良いかもしれません。 <がんの経済的リスクに備える方法> この時に大切なことは、制度やしくみを知っているかどうかがです。制度やしくみを簡単にまとめました。今は、「検索キーワード」を知っているかが大切ですね。 【困ったときに利用できる公的制度】 ●がんの医療費で困ったとき ・公的医療保険のしくみを理解する ・各種公的医療費助成制度 ・国民健康保険の自己負担減免制度 ●がんの医療費が高額になったとき ・高額療養費制度 ・高額介護合算療養費 ・組合健保(付加給付) ●お金(医療費や生活費)を借りたいとき ・高額療養費貸付制度 ・生活福祉資金貸付制度 ●がんで休職したとき ・傷病手当金 ●がんで失業したとき ・雇用保険の基本手当 ●がんで障害が残ったとき ・障害年金 ・身体障碍者手帳 ●医療費を税金で取り戻したいとき ・医療費控除 ●とにかく生活に困ったとき ・生活保護 ■「ママの保障を見直ししすぎない」ことも大事 前の図のとおり、がんの経済的リスクに備える方法は、 「公的制度」→「預貯金」→「民間保険」 です。けれども、30代で預貯金が充分にある人は少ないでしょう。そんな場合は、民間の保険加入について、どんなふうに考えたら良いのでしょうか? 「妊娠・出産で、保障の見直しをするご家庭はとても多いですよね。よくあるパターンは、『パパの死亡保障を手厚くしたい』『子どもの学資保険に加入しておきたい』というケース。 それ自体はまったく悪いことではないのですが、その分の保険料をどこから捻出するか? というときに、ママの保障を減らして、つまりママの保険を見直ししすぎてご自身がノーマークになってしまう方も多いんです。私は、 『ママの保険を見直ししすぎないで!』 と、お伝えしています」(黒田さん)。 ■ママのがんが心配なら ママの保障を見直ししすぎない。一理ありますね! 「もしも…」ということも頭を片隅に置いて、安い掛け金の保険でちょっとした備えをしておくのもアリかもしれません。最後にそんなニーズにフィットする保険を3つご紹介します。 ▼がんに備えるおすすめ保障 ●「アクサダイレクトのがん定期」/アクサダイレクト生命(株) (月額保険料920円 保険料払い込み期間10年) 保険料を抑えて、一定期間のがん保障を確保したい人向き。がん入院給付金日額1万円の場合、初めてがんと診断されたら100万円もらえる。 ●「女性のためのミニがん保険980」/医師が考えた少額短期保険(株) (月額保険料980円) とくに女性特有のがんを手厚くしたい人向け。乳房、子宮、卵巣がんと診断された場合、80万円の診断一時金が受け取れる(それ以外のがんの場合は50万円) ●「メディフィットEX」/メディケア生命(株) (通院時代のおくすり保険)(月額保険料935円 ※3疾病タイプ) 入院よりも通院保障を確保したい人向き。乳がんになってホルモン治療を5年間続けた場合(1か月処方)、最大で300万円もらえる(抗がん剤治療給付金額月額5万円の場合)。がん以外の3疾病または9疾病の薬も保障。 ※保険料は、『30歳女性・2019年6月時点』にて試算 いかがでしたか? がんは、わずかな知識と行動で、大きく運命を変えられる病気です。この連載を通じて、それが少しでも伝わるとうれしいです。 ■今回のお話を伺った黒田尚子さんのご著書 『がんとお金の本』 黒田尚子さん/ビーケイシー(1,620円(税込)) ●黒田尚子(くろだ なおこ)さん 1級ファイナンシャル・プランニング技能士。2009年乳がん告知を受け、2011年に乳がん体験者コーディネーター資格を取得。自らの実体験をもとに、がんをはじめとした病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行う。 現在は、各種セミナーや講演・講座の講師、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。
2019年07月20日「 『もしかして、自分もがんになるかも…』 と思った人勝ちですよね」というのは、がんサバイバーであり、ファイナンシャル・プランナーの黒田尚子さん。 ※「がんサバイバー」とは、がんと診断された人、治療中の人、またその家族も含めたがんを体験した人を指します。 情報は、力です。いざというときに慌てないよう、あらかじめ知っておいた方が良い情報はあります。今回は、黒田さんが「がん患者の世界」に足を踏み入れた頃のお話しから伺いましょう。 この記事は、 「妊娠中に、がんが見つかったら!?「がんは情報戦」に役立つ4つの知識」 の続きです。 ■「がん」告知ってどんな感じ?<黒田さんの場合> 黒田さんが乳がんの告知を受けたのは、富山にある女性医療専門のクリニックでした。医師から「検査の結果が出ました。簡単に言えば、乳がんですね」と事実を淡々と告げられたそう。 「告知を受けたとき、困難な局面のときこそ笑えという教訓を思い出し、主治医が話している間も、なんとか笑顔を浮かべようとしていました」(黒田さん) そんな黒田さんの態度が不審に見えたのか、主治医からは、「大丈夫ですか? ちゃんと、わかってます? あなたの状況は、『早くがんが見つかってよかったね』というレベルじゃないんですから、しっかり治療に専念してくださいよ!」と、念押しされたとか。 黒田さんはもそうだったように、ほとんどの人は、 がん告知を受けるとパニック状態に 入り、頭が真っ白になるといいます。 「がんと告知されてパニックになるのは、精神的な初期反応としてはあたり前だということを、ぜひ、最初に覚えておいて下さい」(黒田さん) ■がんの治療法判断は、慌てず、あせらず 黒田さんは、さらに教えてくれました。 「がん種類や進行度にもよりますが、通常、たとえ数日や数週間、治療を行うのが遅れても、急に容体が悪くなったり、 がんが進行したりするものではありません 」(黒田さん) なるほど! こういった知識が頭の片隅にあるだけで、ショックの受け止め方が違ってくるかもしれませんね。 「患者さんの多くは、『がんは進行する病気」という認識があるため、がんと告知されると、一日も早く治療を始めなければと追い込まれた気持ちになります。 一部のがんを除き、多くの場合、がんは何年もの時間を経て大きくなっているといえます。ですから、早期発見、早期治療といっても慌てず、 治療方法を十分に理解し、自分で納得して治療を受けることが大切 です。」 出典: 静岡がんセンター 「がんに限らず重大な決断を迫られたときは、安易に即決しないことは大切です。『結果はわかりました。今後の治療法については、落ち着いて家族とも相談したいので、また後日相談に伺います』などと、 冷静に判断するための時間 を持つことをお勧めします」(黒田さん) 不安な人は、精密検査の結果を聞く際(つまり、がん告知を受けるとき)に、家族や親しい人と一緒に話を聞く、あるいは情報を得るのも良いかもしれませんね。 ■ママががんになったとき、子どもへの告知どうする? ママの場合、 子どもへの告知 も考える必要があります。子どもは大人が考えているよりも、周囲の状況や様子をよく理解しているものです。 黒田さんも、当時5歳だった一人娘に「がん」を、どのように説明したらよいか? は、悩みました。 「アメリカのKNIT(ニット Kids Need Information Too)というプログラムでは、子どもに親のがんを知らせるときに、念頭に置くこととして次の3つの「C」を提唱しています」(黒田さん) <子どもに伝えるときに念頭に置く3つの「C」> 1)Cancer(がん) :がんという病名を隠さないこと 2)not Catchy(うつらない):がんが他の人に感染する病気でないこと 3)not Caused(引き起こされたことでない):がんは子供や親のせいでないこと 日本では、がん患者である親を持つ子供をサポートするための「Hope Tree(ホープツリー」というサイトがあります。 》 「Hope Tree(ホープツリー」 ■がんを告知されたときに考えたいこと 黒田さんは、がんの告知を受けたときよりも、「あなたの5年生存率は、50%ですよ」と 余命宣告 を受けたときの方が、ショックだったそう。 「娘は5歳。あんな小さな子を残して、どうして、たった5年で死ねる? そりゃ、まずいでしょ!」と。 「ママががんになってしまったときに考えるべきこと」を、黒田さんに教えていただきました。万一、がんになったときに「たしか、そんな記事、読んだこともあったな」と思い出していただけるといいなと思います。 そのとききっと、頭が真っ白になっているでしょうから、これを「杖」にして、気持ちを立て直していかれることを願っています。 【がん告知後のチェックポイント】 ●がん(病気)について ・どこの病院で治療を行うか(セカンドオピニオン、転居の有無) ・どのような治療を行うか ・病気を含め、心配事について相談できる人はいるか ●仕事・お金について ・誰に、どのように(どこまで)カミングアウトするか ・「がん」のことを、(幼い)こどもにどう説明するか ・入院・治療の間の子供の育児や親の介護をどうするか ●家族・友人・職場について ・仕事を続けるか(仕事の引継ぎ、休職・退職) ・治療費をどう捻出するか ・自分の加入している保険(がん保険等)の保障はどうか 出典: 『がんとお金の本』 ■「がんは情報戦」の本当の意味とは? がんは、「情報戦」 とも言われています。黒田さんが比較的早く、がん告知のショックから復活できたのは、日ごろ、がん保険などをアドバイスする上で、「がん=死病ではなく、治る可能性も高い」という知識があったためだそうです。 黒田さんは、言います。「おそらく私たち(患者)は、『主治医が患者のあらゆることを考えて、一番良い治療をコーディネートしてくれるハズ』と思い込んでいます。でも、自分ががんになってみて、『それはちょっと違う』ということに気がつきました」 たとえば、乳がんになって「乳房温存」を希望する患者に対して、主治医は全摘した方が良いという判断をしたとします。この場合、患者のために最善の治療をアドバイスしたにもかかわらず、患者にとっては、意に沿わない治療方法ということになります。 「治療が進んで、あとから『こんなはずではなかった』と後悔することのないよう、 『自分はこうしたい!』 という意思をきちんと主治医に伝えて、患者が、自分の治療に対して主体的に判断していくことが大切だと実感しました。そのためにも、必要な情報を集めることがとても重要なのです」 治療に対して、自分で主体的に判断する。そのために情報とともに必要なものは、安心して治療に専念できるための 「お金」 です。次回は、がんのお金についてお話しを伺います。 ■今回のお話を伺った黒田尚子さんのご著書 『がんとお金の本』 黒田尚子さん/ビーケイシー(1,620円(税込)) ●黒田尚子(くろだ なおこ)さん 1級ファイナンシャル・プランニング技能士。2009年乳がん告知を受け、2011年に乳がん体験者コーディネーター資格を取得。自らの実体験をもとに、がんをはじめとした病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行う。 現在は、各種セミナーや講演・講座の講師、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。
2019年07月19日美恵子さん(34歳・仮名)は、3ヶ月前に乳がんを手術で摘出後、妊娠を継続しながら抗がん剤治療を受けています。 治療の副作用で脱毛しているためウィッグですが、「おなかの子は女の子です」と臨月のおなかを愛おしそうに触る表情からは満ち足りている様子が伺えます。筆者は、美恵子さんにお会いして、「医学はここまで進歩していたのか!」と衝撃を受けました。 ■妊娠とがん治療の両立を目指す医療 「がん」 という病名を聞いて、どんなイメージを持ちますか? 聖路加国際病院の看護師で日々がんの治療のこと、生活のこと、仕事のことなどでさまざまな相談を受ける「がん・相談支援室」の橋本久美子さんは言います。 「妊娠中に、がんが見つかった。もしくは、がんになったけれども、これから赤ちゃんが生みたいという人に伝えたいことがあります。それは、『どうか怖がらないで、安心して! 正しい情報を入手して、 赤ちゃんを、そして人生を諦めないで欲しい 』」。 聖路加国際病院では、妊娠とがん治療の両立を目指す治療を提供し、サポートしています。橋本さんは、がん相談室支援室で、そんながん患者さんたちに寄り添ってきました。 ■女性特有がんは、若い世代の発症が急増中 妊娠とがん治療が、両立できる時代の今だからこそ、これから「妊娠するかも」「妊娠したい」という世代に知っておいて欲しいことがあります。 それは、 女性特有のがんの発症が若い世代に急増中 だということ。厚生労働省の事業である「がん対策推進企業アクション」が発行する小冊子によれば、子宮頚がんがいちばん多いのは30代前半ですし、乳がんは40代後半です。 子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんで、ヒトパピローマウィルスへの持続的な感染が原因といわれています。このウィルスは性体験がある女性の8割近くが感染経験を持つ一般的なもので、そのうちのごく一部のケースでがんを発症します。近年、20代、30代の若年層に子宮頸がんが急増しています。 乳がんは、女性がかかるがんの中でもっとも多く、乳がんだけで交通事故死の2倍以上の方が亡くなっています。乳がんにかかる人はこの40年で約7倍に増加しています。 <性別・年齢別がん罹患数> ■「がんになる可能性あるかも…」と思ったら 「もしかして、私もがんになる可能性はあるかも…」と思った時が、チャンス! がんサバイバーであり、 ファイナンシャル・プランナーの黒田尚子さん は言います。「若い世代の女性にこれだけがんが増えている今、 『もしかして、私も』と思った人こそ勝ち ですよね。なぜなら、 情報は力 ですから」 「もしかしたら、自分も…」と、今、ちょっと一瞬、立ち止まって情報に触れてみる。そんなあなたに、「がんの知識」でとりわけ大切なことを4つお伝えしましょう。 ▼がんの知識1、国が推奨するがん検診 国が推奨しているがん検診は、次の5つです。 <推奨されているがん検診5つ> 子宮頸がん検診、乳がん検診、大腸がん検診 は、 死亡リスクを下げる ということが国際的にも証明されている検診です(※1)。 胃がん検診、肺がん検診も有効性があるとして推奨されています。多くのがんのなかでも、これらはとくに検診に向いている「がん」です。 ▼がんの知識2、がんになっても妊娠できる可能性はある 「これから妊娠を希望しているのであれば、まずは『がんになっても、 妊孕性(にんようせい)は温存できる こともある』ということは知っておいて欲しいです。 その上で、自分で多少の知識武装はしておいた方がよいかもしれませんね。なぜなら、がん専門医は、『がん治療』を主軸に物事を考えがちです。たとえば卵巣がんの患者さんの多くは、出産可能年齢を超えた高齢者です(※2)。 担当医に妊孕性の知識が十分でなければ、卵巣がんの治療に、『妊孕性温存』という視点が抜けてしまうケースは、実際に起こり得るんです」(黒田さん)。 ▼がんの知識3、がん治療にはお金がかかる 「がん告知を受けると、手術を含めた治療が流れ作業のように行われていきます。それが始まってからの私の正直な感想は、 『がんって、お金がかかるのね!』 でした」(黒田さん) ▼がんの知識4、がんになったら保険に入れない 「『病気になったときに、保険を使う』ということは知っていても、 『がんになったら入れない保険の方が圧倒的に多い』 ということを知らない人は多いですね。 元気なとき、『もし、自分ががんになったら、保険に入れなくなる』なんて考えてもみないでしょう? でも、たとえば、夫婦型の保険に入っていたとき、妻ががんになってしまうと、この先に妻の保障がなくなることを避けるために、夫の保険の見直しができないというケースは、少なくありません」(黒田さん) 黒田さんは、こうも言っていました。「あるがん患者さんに『がんになって変わったと感じたことは?』と質問したら、『がん患者になってみて、初めて見えてくる世界というのがあるということを知った』と答えてくれた方がいました。『がん患者の世界』というのは、すごく奥深いですよ(笑)」 次回は、そんな黒田さんが実際にがんになった時のお話しを伺います。 <参考資料> ※1.国立がん研究センター: がん検診について「受診率対策の科学的根拠」 ※2.国立がん研究センター: 最新がん統計 <参考サイト> ※がん治療の中には、生殖機能に影響を及ぼすものがあります。妊娠中のがん治療については、詳しくは病院にご相談ください。 参考サイト: 国立がん研究センター「がん医療と妊娠の相談窓口とは?」 ■今回のお話を伺った黒田尚子さんのご著書 『がんとお金の本』 黒田尚子さん/ビーケイシー(1,620円(税込)) ●黒田尚子(くろだ なおこ)さん 1級ファイナンシャル・プランニング技能士。2009年乳がん告知を受け、2011年に乳がん体験者コーディネーター資格を取得。自らの実体験をもとに、がんをはじめとした病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行う。 現在は、各種セミナーや講演・講座の講師、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。
2019年07月18日