「子なし夫婦に遺産は不要!」そう言い放った弟嫁。しかし、私が父の遺産【4000万円】を“あえて”手放したワケ
父が亡くなりショックで倒れた母が、入院中に遺産の話を切り出しました。4000万円と聞いた瞬間、弟の妻が「長男が全額もらうべき」と病室で怒鳴り…。今回は、身内の金銭欲に振り回された女性の体験談を紹介します。父が急逝
「お父さん…」父の遺影の前で、私は涙を拭いました。出勤途中に大型トラックに突っ込まれ、亡くなった父。母が入院
父との突然の別れに母はショックで倒れてしまい、そのまま入院。私は夫と一緒に、母の見舞いへ向かいました。「忙しいのに悪いわね」「朝ごはんちゃんと食べられたの?」この日は、弟夫婦も病室へやってきていました。
弟の妻はあくびをしながら、開口一番こう言いました。「こんな朝っぱらから私たちまで呼んでなんの用ですか?あー眠い」私は弟の妻の態度にイラッとしながらも、口には出しません。すると、母が神妙な面持ちで口を開きました。「今日みんなに集まってもらったのはね…お父さんの遺産のことよ」4000万円
「実はお父さんね…遺産が4000万円あったの」「4000万!?」「そんなに…」驚く私と弟の妻をよそに、母は続けました。「2人で分けなさい。私はもう先が長くないから遺留分だけで…」そのとき、病室に大声が響き渡りました。「はあ!?なんでそうなるの!?」遺産を全部もらうように言え
弟の妻が声を荒げます。「こういうのは長男が全額もらうもんでしょ!」「静かにしよう」弟が止めようとしましたが、弟の妻は聞きません。
「私たちはこれから子どもが生まれるかもしれないでしょ!それだったらうちがもらったほうが絶対にいい!」彼女はさらに続けました。「お義姉さん夫婦には子どもがいないんだからお金がかかることなんてないじゃない!」同室の患者や見舞客の視線が集まり、周りが制止します。他の患者に迷惑
「ああ…なんだかまた具合が…」「お母さん!大丈夫?」この騒ぎに、母の顔色が悪くなりました。このままでは他の患者さんにも迷惑がかかります。私は拳をぎゅっと握りました。「…わかった。私も遺留分だけでいい」裕福に暮らせる
「本当!?」「ええ…だから静かにしてくれる?」弟の妻は喜びを爆発させました。「やったー!私たちこれからは裕福に暮らせるっ!」弟は複雑な表情で小さく「ありがとう」と言いました。
帰り道、助手席で窓の外を見ていると…。夫が運転しながら静かに声をかけてきました。「あれで本当によかったのか?またあとで弁護士を挟んで話し合いを…」「いいの」私は窓の外を見つめたまま、静かに答えました。「もうあの人と関わりたくないから…」お金よりも、母の体と自分の心を守ることを選んだのです。弟の妻の怒鳴り声も失った遺産も、もう振り返るつもりはありません。遺産のような大きなお金が絡む場面では、感情が高ぶるほど判断が難しくなります。同じようなトラブルに備えて、知っておきたい3つのアドバイスを紹介します。
遺産の話し合い
「静かにするのはあんたよ!このいくじなし!」「あんたも遺産を全部もらうように言いなさい!」子どもが生まれるかも
私は母に向き直り「お母さんはもう休んで」と寝かせます。もう関わりたくない
1.混乱した場では決断しない混乱した状況での判断は、後悔につながることがあります。その場を収めることと、意思決定は切り離して考えることが大切です。2.遺産の話は必ず専門家を挟む家族間の話し合いだけで決めると、感情論に流されやすくなります。弁護士など専門家に介入してもらうことで、冷静かつ公平な対話ができます。3.消耗する相手とは距離を置く関わりたくない相手と距離を置くことは有効な選択肢です。自分の心を守るためにも、無理をしてつながり続ける必要はありません。自分が何を守りたいかを見極めて動くことが大切です。その結果、後悔のない選択につながることがあります。
作画:ホソガヤ※愛カツ編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています