<40代で子宮がん>「お見舞い金だ」母から突然届いた郵便に手が震える。さらに姉からも…
43歳になる誕生日当日。レバーのような血の塊と大量出血に見舞われ、思わず「ギャー!」と叫び声を上げた、はなうたねこさん。婦人科を受診したところ、子宮体がんだと宣告され…!?
【前回のあらすじ】子宮体がんになってしまい、約6時間におよぶ大手術を受けた、はなうたねこさん。子宮と卵巣を全摘し、周囲のリンパ節も44個切除しました。手術の際には細胞を切り取り、医師が病理検査(細胞を顕微鏡で調べる検査)に出したそうです。その結果、がん細胞がリンパ節にも転移していて、子宮体がんのステージがⅢCだということが判明。一旦、退院とはなったものの、今後は抗がん剤治療を始めることになり……。
退院後は医師から「2週間は自宅療養するように」との指示を受けた、はなうたねこさん。
そんなとき、お母さんからお見舞い金が届いたり、お姉さんが先日こっそり置いていったお金に気づいたり。「これは……手術を頑張ったご褒美なのか?」と家族のやさしさに感動し、「さらに熱が上がりそうになった」と語る、はなうたねこさんでした。
でもその裏で、お母さんにいろいろと愚痴をこぼしていた、はなうたねこさん。
「まだ手術をしたばかりだから、体に力も入らないしさー。全然思うように動けなくて大変だよ」
そう言うと、お母さんは「私も昔、がんの手術をしたあとは大変だったわよ」と言うのです。
実は昔、はなうたねこさんの母も、がんで手術をしたことが。
ーーそのとき私は母の愚痴を聞くどころか、何もしてあげられなかった……。
ーーお母さん、私ばっかり愚痴をこぼしてごめんよ……。
と反省した、はなうたねこさんでした。
退院してしばらく経つと、回復の兆しが。
微熱が下がって体がラクになり、食欲が出てきました。
しかし、入院中はずっと無臭だったのに、体調が回復してくるとなぜか汗が臭くなってきたそうです。はねうたねこさんは子宮や卵巣を全摘し、周囲のリンパ節も手術で切除しました。更年期になると女性ホルモンが低下し体臭が強くなることがありますが、はなうたねこさんは卵巣も切除したのでその影響が出たのかもしれません。
それでも、はなうたねこさんは「おおっ! これは回復の兆し!?」と、あくまで前向きに捉えたのでした。
いろいろと調べ、食事にはがんに効くと言われている食材を積極的に取り入れました。
朝は、にんじん、キャベツ、玉ねぎ、しょうが、バナナ、トマトベースの野菜ジュースをミキサーにかけて、コップ1杯飲むのが習慣に。
スムージー以外では、ビタミンCが多く入った物やビール酵母、あら塩、黒糖、黒酢、オリーブオイル、ごま油などを、優先して食事に取り入れたそうです。また、牛肉や豚肉は控え、お肉は鶏肉のみを食べるように。
※確かな医学的根拠はなく、「あくまで自己流です」と、はなうたねこさん本人も語っています。
そして、少しずつ元気になってきたはなうたねこさんは、仕事復帰に向けて、体力づくりのために歩く練習も開始!
はじめは、自宅に近いスーパー(徒歩5分)から。次は、徒歩12分の最寄駅まで。その次は、徒歩20分のちょっと遠い郵便局まで。
そのころから、はなうたねこさんの外出時のお供となったのが、お姉さんからもらった買い物カートです。
最初は買い物カートを使うことに少しだけ抵抗があったのですが、いざ使ってみると重い荷物もラクラク運べて、「こんな便利なものがあったのか……!」と感動したそうです。
自宅療養期間中は、食生活や運動への意識の高さもあって、みるみるうちに体調が回復していったはなうたねこさん。仕事の復帰予定日が迫ってきていますが、このまま回復し、元気に通勤できるようになるといいですね。
監修/助産師 松田玲子
はなうたねこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。
著者:マンガ家・イラストレーター はなうたねこ
40代で子宮がんが判明。子宮全摘出、抗がん剤治療、2度の腸閉塞を経て、現在がんサバイバー12年目。そのほかいろいろInstagramにて投稿しています。
【前回のあらすじ】子宮体がんになってしまい、約6時間におよぶ大手術を受けた、はなうたねこさん。子宮と卵巣を全摘し、周囲のリンパ節も44個切除しました。手術の際には細胞を切り取り、医師が病理検査(細胞を顕微鏡で調べる検査)に出したそうです。その結果、がん細胞がリンパ節にも転移していて、子宮体がんのステージがⅢCだということが判明。一旦、退院とはなったものの、今後は抗がん剤治療を始めることになり……。
自宅療養中の出来事
退院後は医師から「2週間は自宅療養するように」との指示を受けた、はなうたねこさん。
入院中からの微熱が下がらず、自宅療養中も微熱や頭痛に悩まされていました。
そんなとき、お母さんからお見舞い金が届いたり、お姉さんが先日こっそり置いていったお金に気づいたり。「これは……手術を頑張ったご褒美なのか?」と家族のやさしさに感動し、「さらに熱が上がりそうになった」と語る、はなうたねこさんでした。
でもその裏で、お母さんにいろいろと愚痴をこぼしていた、はなうたねこさん。
「まだ手術をしたばかりだから、体に力も入らないしさー。全然思うように動けなくて大変だよ」
そう言うと、お母さんは「私も昔、がんの手術をしたあとは大変だったわよ」と言うのです。
実は昔、はなうたねこさんの母も、がんで手術をしたことが。
ーーそのとき私は母の愚痴を聞くどころか、何もしてあげられなかった……。
ーーお母さん、私ばっかり愚痴をこぼしてごめんよ……。
と反省した、はなうたねこさんでした。
退院してしばらく経つと、回復の兆しが。
微熱が下がって体がラクになり、食欲が出てきました。
しかし、入院中はずっと無臭だったのに、体調が回復してくるとなぜか汗が臭くなってきたそうです。はねうたねこさんは子宮や卵巣を全摘し、周囲のリンパ節も手術で切除しました。更年期になると女性ホルモンが低下し体臭が強くなることがありますが、はなうたねこさんは卵巣も切除したのでその影響が出たのかもしれません。
それでも、はなうたねこさんは「おおっ! これは回復の兆し!?」と、あくまで前向きに捉えたのでした。
いろいろと調べ、食事にはがんに効くと言われている食材を積極的に取り入れました。
朝は、にんじん、キャベツ、玉ねぎ、しょうが、バナナ、トマトベースの野菜ジュースをミキサーにかけて、コップ1杯飲むのが習慣に。
スムージー以外では、ビタミンCが多く入った物やビール酵母、あら塩、黒糖、黒酢、オリーブオイル、ごま油などを、優先して食事に取り入れたそうです。また、牛肉や豚肉は控え、お肉は鶏肉のみを食べるように。
※確かな医学的根拠はなく、「あくまで自己流です」と、はなうたねこさん本人も語っています。
そして、少しずつ元気になってきたはなうたねこさんは、仕事復帰に向けて、体力づくりのために歩く練習も開始!
はじめは、自宅に近いスーパー(徒歩5分)から。次は、徒歩12分の最寄駅まで。その次は、徒歩20分のちょっと遠い郵便局まで。
腹帯(開腹手術後におなかに巻く帯のこと。手術箇所からの出血や滲出液を予防したり、歩行時の手術箇所の痛みを和らげたりする)を巻くのは必須でしたが、少しずつ歩ける距離が伸びてきました。
そのころから、はなうたねこさんの外出時のお供となったのが、お姉さんからもらった買い物カートです。
最初は買い物カートを使うことに少しだけ抵抗があったのですが、いざ使ってみると重い荷物もラクラク運べて、「こんな便利なものがあったのか……!」と感動したそうです。
自宅療養期間中は、食生活や運動への意識の高さもあって、みるみるうちに体調が回復していったはなうたねこさん。仕事の復帰予定日が迫ってきていますが、このまま回復し、元気に通勤できるようになるといいですね。
監修/助産師 松田玲子
はなうたねこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。
すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
著者:マンガ家・イラストレーター はなうたねこ
40代で子宮がんが判明。子宮全摘出、抗がん剤治療、2度の腸閉塞を経て、現在がんサバイバー12年目。そのほかいろいろInstagramにて投稿しています。
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