2023年1月6日 17:30
<妊娠したら癌になった>「私はダメな母親だ…」退院して子どもと再会!でも体が動かなくて
ある日、妊娠が判明した月野ねこさんは、夫と「やった〜! 3人目だね」と喜び合いました。しかし、後日に婦人科を受診し、超音波検査や内診を受けたところ、医師に「残念ですが…異常妊娠です」と言われてしまい…。
【前回のあらすじ】胞状奇胎(ほうじょうきたい ※1)から侵入奇胎(しんにゅうきたい ※2)になってしまい、人生初の抗がん剤治療を受けることになった、月野ねこさん。抗がん剤の副作用と闘いながらも、5日間の治療を終えてようやく退院しました。ところが、しばらく経つと抗がん剤の効き目が薄れ、HCG(※3)値が下がらなくなってしまったのです。そこで、別の抗がん剤での治療を始めるため、再び大学病院に入院することに。その後、2度目の入院生活を経て退院したのですが……。
※1=胞状奇胎は、異常妊娠・絨毛性疾患の1つ。
本来は胎盤になるはずの絨毛が異常増殖し、ぶどうのような粒がたくさん子宮内に発生する。
※2=侵入奇胎とは、胞状奇胎の細胞が、子宮内の筋肉や血管内に侵入した状態のこと。
※3=ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン。妊娠初期に受精卵から尿中に分泌され始め、妊娠10週でホルモン値がピークになるが、通常ではその後、HCG値は下降する。