「唾液を溜めてください」ラクそうな検査だ…と思っていたら!?<7.5cmに腫れた卵巣>
生理期間中に体に異変を感じたわみださんは婦人科を受診。大きい病院でMRI検査を受けるとチョコレート嚢胞が見つかり、左の卵巣が7.5cmにまで巨大化していることが判明しました。医師いわく「この大きさであれば投薬で長い年月をかけて治療するより、腹腔鏡手術で腫瘍を取ってしまったほうがいい」とのことで、わみださんは手術を受けることに。
入院前検査とお金の話
チョコレート嚢胞だと宣告され、年明けの1月に5日間ほど入院し、腹腔鏡手術で腫瘍を切除することになったわみださん。婚約者や家族、職場の同僚たちにエールをもらい、不安がありながらも手術に向けて準備を進めていきます。
※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
※術前検査のイラストはイメージになります。
入院1カ月前には、尿検査・血液検査・心電図検査のほか、イラストには描かれていませんが、腹部X線検査(レントゲン検査)も受けたというわみださん。意外に大変だったのが、入院4日前に受けたPCR検査だそうです。ほっぺを押すなど自分なりにいろいろ工夫をしたのですが、なかなか唾液が溜まらず、規定量に達するまで10分ほどかかったのだとか。
マンガの後半で触れているように、医療費に関する手続きもけっこう大変ですよね。わみださんのように医療保険から補助金が出て、最終的にはプラスになるケースもあるようです。しかし、病院での食事代や病衣のレンタル代などは適用対象外だったり、入院に必要なものを揃えるためになんだかんだ細かい出費があったりして、入院にはやはりお金がかかりますよね。
ちなみに、大きい病院だと入院や医療費の説明をおこなう専用窓口があるようです。
わからないことがあれば、入院前に行政や病院の窓口で聞いておくと安心ですね。
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:マンガ家・イラストレーター わみだ
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