「おなかの傷が開いたらどうしよう」→トイレで踏ん張った結果!?<7.5cmに腫れた卵巣>
チョコレート嚢胞と診断され、7.5cmにまで腫れてしまった左卵巣の腫瘍を切除することになったわみださん。迎えた手術当日、麻酔をかけられた途端に意識を失い、気づいたら手術が終了していて……。
入院3日目。トイレで踏ん張ってみると…!?
無事に手術を終えたわみださんでしたが、術後はおなかの痛みや気持ち悪さ、発熱に見舞われ、ベッドの上で少し体を動かすだけでもつらい状況が続きます。そんな中、入院3日目(術後1日目)にはリハビリを開始。ものすごく体が重く、1歩踏み出すだけでもしんどい中、よろよろになりながらも歩くことに成功! 点滴以外のカテーテルをすべて抜いてもらい、開放感に包まれながら眠りについたのでした。
※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
入院3日目、歩行練習を終えて点滴以外のカテーテルを取ってもらったわみださんは、疲労感と解放感からお昼ごろまで爆睡。お昼ごはんを食べ終えると再び眠気に襲われます。多少の運動や食事で疲れてしまって眠くなるのは、回復期間に入り、体が無意識のうちに睡眠を求めているのかもしれませんね。
そんな中、歩行練習のためにも2時間おきにトイレに行くわみださん。「おなかの傷が開いたらどうしよう」と不安になりながらも、おそるおそるおなかに力を入れてみると……ぷっとおならが出て大喜び! 実は、おなかの手術をしたあとは癒着が原因で腸閉塞(イレウス)が起こるリスクがあるのですが、こうしておならが出たのは、腸がきちんと動いている=イレウスのおそれがなくなったサインなのです。
夜には主治医がやってきて採血の結果は問題ないとの報告を受け、予定通り入院5日目(手術から3日後)に退院する運びとなりました。手術から3日後に退院と聞くと、意外と入院期間が短く思えますが、多くの人がこうやって回復していくようです。
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:マンガ家・イラストレーター わみだ
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