「このままじゃ…」祖母の介護がきっかけで両親の仲がギクシャク、最悪の展開に<毒親と絶縁するまで>
思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。末期ガンで入院する父方の祖母と、認知症になった母方の祖母の世話をひとりでするユズさんの母親。ある日母親が過呼吸症候群で倒れ、ユズさんに「あんたがいてくれて良かった」と呟きます。ユズさんはその言葉に心をつかまれ、共依存に。その後、父方の祖母が他界。母親から祖母のアパートを売ったお金120万円を学費に充てると言われて勉学に励む中、ユズさんはパチンコに通う母親と、認知症の祖母の汚れものを毎日洗濯する父親が気がかりで……。
ユズさんの両親は、お互いの不満をユズさんにぶつけるようになります。
両親の不満を受け止めて
ユズさんの両親は面と向かっては何も言わず、どちらかがユズさんといるときだけ延々と愚痴をこぼします。
ユズさんは話し合えばいいのにと思う半面、母親の自由な振る舞いを見て父親の負担が大きいと感じていました。
父親に食器洗いは自分がやるとユズさんが提案すると、働いてないくせに偉そうに! と怒鳴られ、母親に家事を手伝えないか掛け合ってみても、また過呼吸になってもいいの? と言われるだけ。
そんな中、認知症の祖母が突然の事故で他界。ユズさんは悲しむ一方で、両親の負担が減ることにほっとします。
しかし両親の生活や態度が変わることはなく、さらに溝が深まるのでした。
どの家庭でも、夫婦がお互いの不満を持つのはよくあること。
しかし、それを子どもに当たっても何も解決しませんよね。
大人でも、人の悪口を聞かされるとモヤモヤしたり嫌な気持ちになったり、マイナスの感情が芽生えてしまうはず。
それを逃げ場のない中学生の子が聞かされるのは、精神的な負担が大きすぎるのではないでしょうか。
ユズさんは夫婦の不仲を仲裁しようと奮闘しますが、それも本来は子どもの役目とは思えません。夫婦の問題は、お互いが向き合って解決してほしいものですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
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