「もうひとりでは無理だから」毎回、母の病院に付き添う理由はシンプルです <母の認知症介護日記>
その言葉を聞くと、こうしたい衝動が……!
心の中では、こう叫んでいるのです……。
もう、こう言うしかない……。
あーちゃんと姉・なーにゃんのお姑さんは同い年で、季節のごあいさつは欠かさない仲。
運転免許の更新の話で盛り上がった2人ですが、すでにあーちゃんは免許返納済みのはず…。
最初は頑なに病院の付き添いを拒んでいたあーちゃんも、だんだんと受け止めてくれるようになりました。「自分がおかしいから付き添われる」という考えから「私のことを心配するやさしい娘たち」に変わり、最終的には「自分は愛されている」という解釈になってきたようです。
病院に着くと「来なくていいって言ってるのにぃ!」とやや大げさに言い、周りの人に話しかけています。そうすると、「お母さんが大好きなのね」といった言葉をいただくことが多いのですが、残念ながら私は、もうそんなことを言う年齢ではないのです……。付き添いをするのは、シンプルにあーちゃんひとりでは無理だから。