2011年5月17日 16:23
【カンヌレポート6】ブラピ、子供たちに対し「すごい俳優だと思ってくれれば(笑)」
(Photo:cinemacafe.net)
16日(現地時間)、今年のカンヌ映画祭コンペ部門の最大の注目作、テレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』が上映され、主演のブラッド・ピット、ジェシカ・チャスティンらが記者会見を行った。
『天国の日々』、『シン・レッド・ライン』などの監督で、公の場に一切登場しないことで知られるマリックは、カンヌにもやってきておらず、プロデューサーも勤めたブラッド・ピットが代弁者として多いに熱弁をふるった。監督の欠席に関しては「彼は映画作りを、家を建てると同じようなことだと考えているんじゃないかな。この業界では、映画の作り手が、映画を売ること求められるけれど、テレンスはそこに納得がいかないんだと思う。確かに、物を作ったアーティストにセースルマンも兼ねさせるのは、不思議なことだよね」と、弁護した。
映画はショーン・ペン扮する成功した建築家が、ブラピ演じる信仰にあつく威圧的な父親に育てられた1950年代のテキサスでの少年時代をふり返るというストーリー。自らとの共通点を聞かれたブラピは「僕も南部のキリスト教徒の家庭で育ち、すべては神の御心のままに、ということに疑問を持ったのを覚えている。