「とても良いオタク仕草」…定信が蔦重に伝えた想いに感動の声続々「べらぼう」47話

2025年の大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」。その47話が12月7日放送され、耕書堂を訪れた定信が蔦重に伝えた想いに「オタクの本能に忠実になることができた」「とても良いオタク仕草だった」など感動の声が続々とSNSに届けられている。

江戸時代、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても、面白さを追求し続けた時代の寵児である“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描いてきた本作もいよいよ大詰め。

出演は蔦屋重三郎＝蔦重を横浜流星が演じるほか、喜多川歌麿に染谷将太。蔦重の妻・ていに橋本愛。長谷川平蔵宣以に中村隼人。三浦庄司に原田泰造。柴野栗山に嶋田久作。松平定信に井上祐貴。11代将軍・徳川家斉に城桧吏。一橋治済に生田斗真といった顔ぶれ。

治済への仇討ちのため定信と手を組んだ蔦重は、平賀源内が生きていると思わせるため“写楽”という架空の絵師の作品を売り出す。写楽の存在はたちまち江戸で話題となるが、定信は役者たちが芝居町を練り歩く曽我祭に治済を誘い出し、そこで治済を討とうとするが、逆に毒まんじゅうで味方を多数亡くしただけでなく、蔦重までもが危うく毒まんじゅうを口にしそうになる…というのが前回までの展開。


※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。



47話では、蔦重が定信に家斉を使って治済に毒まんじゅうを食べさせることを提案。大崎が耕書堂を訪れた際、蔦重に手渡した手紙には大崎が治済の命で行ってきたことが綴られており、それを読んだ家斉は定信らに力を貸し、治済に眠り薬を混ぜた茶を飲ませ眠らせると“替え玉”である能役者・斎藤十郎兵衛（生田斗真・2役）が入れ替わり、治済は阿波の孤島に幽閉される…という展開だった。

仇討ちを終えた定信は白河に戻ることになるのだがその途中、耕書堂を訪れる。定信は晴れ晴れとした黄表紙を次々と手に取っていき、突然の来訪を訝しむ蔦重に、少し恥ずかしそうな口ぶりで「いキちキどコきキてケみキたカかカったカのコだカ（いちど来てみたかったのだ）」と口にし、耕書堂の黄表紙の愛読者だったことを明かすと「春町は我が神、蔦屋耕書堂は神々の集う社であった」とまで言ってのけると「今後は随時良い品を見繕い、こまめに白河に送るように」と言い残す…。そんな定信の姿に「引退を決めてようやく黄表紙オタクの本能に忠実になることができた松平定信」「最後に定信くんのオタク聖地巡礼を入れてくるとは」「越中殿が通販まで頼んでてとても良いオタク仕草だった」などの反応多数。

続けて九郎助稲荷（綾瀬はるか）のナレーションで、定信がその後「硬軟兼ね備えたオタクとしても歴史にその名を残すことに」なったと語られると「硬軟兼ね備えたオタク」最後になんというパワーワード」「とうとう公式でオタク言われた定信くん」「硬軟兼ね備えたオタク万歳」などの声も数多くSNSに投稿されている。


【最終回あらすじ】
写楽絵を出した後も精力的に動いていた蔦重だが脚気の病に倒れる。病身ながら仲間と共に書を以って世を耕し続ける蔦重だったが、ある夜、夢を見る…。


「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」はNHK総合で毎週日曜20時～（再放送は翌週土曜13時5分～）、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。

（笠緒）