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“グレパ”って分かる?グレン・パウエルを徹底解剖『ランニング・マン』で満を持してアクション超大作に初主演

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“グレパ”って分かる?グレン・パウエルを徹底解剖『ランニング・マン』で満を持してアクション超大作に初主演


スティーヴン・キング原作の小説「バトルランナー」を映画化した『ランニング・マン』。主演を務めるのは“グレパ”ことグレン・パウエル。今、ハリウッドで最もホットな俳優の一人だ。

『ベイビー・ドライバー』『ラストナイト・イン・ソーホー』などセンスが光るスタイリッシュな映像と選曲で観客を虜にするエドガー・ライト監督が、参加者が賞金を目指して挑むイカれた"鬼ごっこ"デスゲームを描く本作。

主演を務めるのは、『トップガン マーヴェリック』での好演で一躍スターダムを駆け上がり、立て続けに映画の主演に抜擢されるなど、今ハリウッドで最も注目を集める俳優グレン・パウエルだ。本作では職なし、金なしだけど、娘のためデスゲームに身を投じる普通の男・主人公のベンを演じる。

『トップガン マーヴェリック』の裏話&トム・クルーズとの師弟関係


グレン・パウエルの名を一躍有名にしたのは世界的大ヒット作『トップガン マーヴェリック』で演じた"ハングマン"役であろう。挑発的な性格でありながら、頼りになるパイロットというキャラクターは、マーヴェリック(トム・クルーズ)との絶妙な関係性も相まって多くの映画ファンの心を掴んだ。


実は当初、グレン・パウエルはマイルズ・テラーが演じたルースター役のオーディションを受けていたが、惜しくも落選。その後、ハングマン役のオファーが届くものの、一度は断る決断をする。それでも、製作も務めるトム・クルーズ自身の熱意ある説得を受け、最終的に出演を決意したという。その結果、ハングマンという重要な役どころで俳優としての確かな存在感を全世界に知らしめることとなった。さらに、本作の撮影を通じて生まれたトム・クルーズとの師弟関係は特別なものとなり、撮影後も親しい交友を続けている。彼から学んだ映画人としてのスーパースターイズムは、確実にグレン・パウエルの中で脈々と受け継がれている。

“シュワちゃん”アーノルド・シュワルツェネッガーからのお墨付き


『ランニング・マン』はスティーヴン・キングが1982年に発表した小説「バトルランナー」の実写映画化作品である。この原作を基にした映画としては、1987年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で映像化された作品があるが、今作ではスタイリッシュな映像美と優れた選曲センスで定評のあるエドガー・ライト監督がメガホンを取った。
エドガー・ライト監督はオリジナルに忠実な視点を尊重しながらも、そこに新たな解釈を加え、緊張感あふれるスリリングなエンターテインメントへと昇華している。

そんな本作との関わりの中で興味深いエピソードが一つ。グレン・パウエルはかつて『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(2014)でアーノルド・シュワルツェネッガーと共演。そして今回、『ランニング・マン』への出演が決まるや否や、親交のある、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガーを通じてアーノルド・シュワルツェネッガー本人に連絡を取り、協力を依頼したそうだ。これにアーノルド・シュワルツェネッガーも快く応じ、アドバイスを送ったとのこと。その姿勢には、新旧の作品や俳優同士のつながりを大切にする思いが感じられ、本作への期待もいっそう高まる。

実は子役出身!その後も精力的に活動を続け、キャリアを確実なものに


パウエルのキャリアは、14歳の頃に出演した、鬼才ロバート・ロドリゲス監督による大ヒットシリーズ『スパイキッズ』の三作目『スパイキッズ 3-D:ゲームオーバー』(2003)からスタート。出演時間は僅かだったものの"指の長い少年"というユニークで印象的な役柄でスクリーンデビュー。
その後も精力的に俳優活動を続け、名優デンゼル・ワシントンが監督、脚本、主演を務めた『グレート・ディベーター 栄光の教室』(2007)や、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト ライジング』(2012)、そしてアカデミー賞にノミネートされた話題作『ドリーム』(2016)など多くの注目作に出演しながら着実にキャリアを築き上げた。

脚本家としての一面も


『ファーストフード・ネイション』や『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(2016)などでタッグを組んだ名匠リチャード・リンクレーター監督と共同脚本&主演を務めた『ヒットマン』(2023)では新たにクリエイティブな才能を発揮。本作は実在した"偽の殺し屋"にまつわる話を基にした作品である。リチャード・リンクレーター監督は、当時の記事を目にした時から映画化を検討していたものの未着手であった。そんなある日、グレン・パウエルがこの話について彼に連絡を入れ、ゆくゆくは本作の軸となるプロットを熱く語ったことが契機となる。リチャード・リンクレーター監督はグレン・パウエルから受けた説明の中で、彼が自身とは全く異なる視点を持ち合わせていることに深い感銘を受けたという。そして直々に「グレン、この脚本を一緒に書こう」とオファーしたのだとか。俳優としてだけでなく、クリエイターとしても着実に才能を開花させ続ける"脚本家グレン・パウエル"の姿に今後も目が離せない。


すべての出演作に両親がカメオ出演


驚くべきことに、スクリーンデビュー作『スパイキッズ 3-D:ゲームオーバー』から現状の最新作『ツイスターズ』に至るまで、グレン・パウエルが出演したほぼすべての映画で、両親がカメオ出演を果たしている。それだけでなく、自宅があるテキサスからどれだけ離れていようと、両親と2人の姉妹は必ず彼が出演する映画の撮影現場を訪れるそうだ。さらに、海外で行われるプレミアにも毎回両親を招待しているというから驚きだ。その親想いな姿勢はすでに恒例行事となり、マスコミからも注目を集めている。まさに「ハリウッド一の親孝行者」と称しても過言ではない。

誰とでも仲良くなれるハリウッドきっての"いい奴"?!


上述のように、家族と仲が良いだけでなく、名だたるスーパースターたちとも交流を深めているグレン・パウエル。すでにお察しの通り、人当たりが良く、コミュニケーション能力にも長けたかなり"いい奴"なのだ。例えば『ツイスターズ』で共演したデヴィッド・コレンスウェットが『スーパーマン』のスーパーマン役に抜擢された際、同じく共演者のブランドン・ペレアがInstagramに投稿した動画に、他キャストたちと一緒に飛び跳ねながら喜ぶグレン・パウエルの姿が映し出されている。
まるで自分のことのように心から祝福していることが見て取れる。このように動画越しでも伝わる、彼の持つ温かい人柄が多くの人々を引きつけているのだろう。

語りきれないほどの魅力がたっぷりのグレン・パウエル。そんな次世代のスーパースターが愛する家族のため、生存不可避の"鬼ごっこ"デスゲームに挑む主人公を演じる『ランニング・マン』。グレン・パウエルの新たな代表作としてその名を残すことだろう。

『ランニング・マン』は2026年1月30日(金)より全国にて公開。

(シネマカフェ編集部)

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ランニング・マン 2026年1月30日より全国にて公開
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