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「もっと休みがあれば」「収入が増えれば」…働く女性が選ぶ「観たいのに観れなかった映画賞」1月31日まで投票受付中

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「もっと休みがあれば」「収入が増えれば」…働く女性が選ぶ「観たいのに観れなかった映画賞」1月31日まで投票受付中


働く女性が映画館で観たかったのに観れなかった日本映画作品に投票する、NPO法人「映画業界で働く女性を守る会」(swfi/代表:SAORI)が主催する第4回「観たいのに観れなかった映画賞~いやぁ、時間がなくて~」(MME賞)がオンライン投票を受付中だ。

MME賞は当初、「映画が好きで映像業界に入ったのに、忙しすぎて映画館に行けない」という、映像業界で働く女性たちの皮肉な現実から誕生した。

“観れなかった悔しさ”そのものを可視化し、あえて楽しめる映画賞にしてしまうことで、映画業界の内側と外側、双方に問いを投げかける映画賞だ。

そして近年のジェンダーバランス調査で、映画賞における受賞者や審査員の女性比率の低さが指摘される中、MME賞は「最初から女性だけでつくる映画賞」として、映像業界で働く女性たちを中心に開催してきた。

さらに「映画館と距離ができているのは、映像業界の女性だけではない」という声を受け、昨年より投票資格を業種を問わず「すべての働く女性」へと拡大。その結果、367名が参加した。

映画館で観れない、その理由も可視化へ


また、MME賞では、作品への投票とあわせて、「どのような環境であれば映画館に行くことができたか」という質問に答えてもらい、それを可視化することに取り組んでいる。

この映画賞では労働環境の改善や、映画館に行く機会を増やすことに繋げたいという思いで、投票時に「どういった環境であれば映画館に行けたか」という設問を設けている。
上映時間、託児、仕事の都合など、“観に行けなかった理由”を可視化したデータは、映画館・興行側にとっても、観客ニーズを知る貴重な資料となり得る。

興行収益がもっと向上し潤えば、映画制作の現場も潤い、「子育てしながら働ける映像業界を創る」というswfiの目標に近づくことを目標にしている。

授賞式=監督との意見交換会!?


これまでMME賞では、上位作品の監督に記念品を授与する場として意見交換会を実施し、その様子をレポートにしてWEBサイトにて公開してきた。

MME賞は「観たいのに観れなかった映画」に投票するという性質上、単純な作品評価や興行的成功を称える賞ではなく、注目されていながらも、さまざまな事情によって映画館で観られなかったという複雑な背景を内包している。意見交換会では、そうした賞の成り立ちや問いを理解し、受け止めてくれる監督とともに、受賞コメントにとどまらず、映像現場における働き方や子育て中のスタッフとの向き合い方、さらには「映画を作る側自身が忙しくて映画を観られない」という業界特有の矛盾についても、率直な対話が行われてきた。作品そのものだけでなく、映画を取り巻く労働環境に光を当てる点が、MME賞ならではの特徴だ。

あらゆる業種で働く女性たちが「映画館で観たいのに観れなかった」映画はなんだったのか、どういった環境であれば映画館に行くことができたのか、様々な女性たちの「観れない」事情や思いを知ることで今後の映画界がより良いものに変わるように、今年も調査を兼ねた映画賞を開催。

昨年中に1本でも映画館で「観たいのに観れなかった」映画があったという方なら参加可能。
配信やDVDで観た作品でも「本当は映画館で観たかった」という思いがあれば投票対象という。

ちなみに第1回は、第1位『PLAN 75』、『さかなのこ』『こちらあみ子』が同率2位、『ケイコ 目を澄ませて』が第3位に。

第2回は第1位『市子』、第2位『福田村事件』、第3位『怪物』。

第3回は第1位&映像業界部門賞として『52ヘルツのクジラたち』、第2位『あんのこと』、第3位『ナミビアの砂漠』となった。

MME賞の目標は「この映画賞が無くなること」


働く女性の映画館利用についての国内調査では、過去1年間に映画館で映画を観た人は全体の約36%にとどまり、テレビ放送や動画配信サービスで映画を楽しむ人が多数を占めていることが明らかになっている(クロス・マーケティング調査 2025より)。結婚や出産などライフステージの変化により自分の時間を確保しにくくなる女性を中心に、映画館利用が難しい状況がうかがえる。

MME賞の過去アンケートでも、「上映時間が合わなかった」「仕事や生活の都合で行けなかった」といった声が多く寄せられる一方、条件が整えば映画館で観たいという強い意欲が示されてきた。(第3回MME賞投票結果報告書より)。


swfiではMME賞を通じて、より多くの働く女性の声を集め、開いてしまった映画館との距離を業界と共にもう一度近づけていきたいと考えている。まずは、すべての働く女性が「年に1度は映画館で映画を楽しめる」環境を実現すること、さらに、働く女性が観たい映画を何本でも映画館で観られるような労働環境へと変わる未来を目指して、 この「観たいのに観れなかった映画賞」がなくなることを目標としている。映像業界で働く女性たちの投票の部門賞は残しつつ、あらゆる業種で働く女性たちが「映画館で観たいのに観れなかった」映画はなんだったのか、どういった環境であれば映画館に行くことができたのか、様々な女性たちの「観れない」事情や思いを知る事で今後の映画界がより良いものに変わるように、今年も調査を兼ねた映画賞を開催している。

※なお、観たいのに劇場に観に行けなかった悔しさを表すため、本賞では協議の結果「ら」ぬき言葉である「観れなかった」を使用している。

MME賞への参加方法
すべての働く女性(性自認が女性)の方であれば、どなたでも投票可能。
妊娠、子育て、介護や怪我病気などで一時お休み中の方も参加できる。
下記サイトの投票フォームより、必要事項を記入の上、「劇場で観たかったのに観れなかった映画」を選択(複数回答可)し、投票する。

投票期間:1月31日(土)まで
注意事項
・今回は、2025年1月1日~12月31日に公開された日本映画、日本が製作に参加している合作映画(実写・アニメーションすべて)からお選びください。

・「劇場で観たかったのに観れなかった映画」をお選びください。(複数回答可)
・リストは620本の作品タイトルが数字、A~Z、あいうえお順で一覧になっています。



(シネマカフェ編集部)

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