「ミニシアターの楽しさを教えてもらった」シネスイッチ銀座、10月25日閉館にショックの声相次ぐ
日本のミニシター文化を牽引した劇場「シネスイッチ銀座」が2026年10月25日の営業をもって閉館することを発表。映画ファンに愛された銀座の老舗ミニシアターの閉館に、SNSには「ショック」「寂しい」という声が相次いでいる。
「シネスイッチ銀座」は1955年(昭和30年)、銀座4丁目交差点・和光ウラ通りに「銀座文化劇場」として開業。その後、1997年に現在の「シネスイッチ銀座1・2」としてリニューアルオープンした。
その土地柄や、地下鉄銀座駅から徒歩1分という好アクセス、日本の劇場で初めて導入された毎週金曜日のレディースデー割引(現在は950円)や、何より洋画ではロングラン上映となった『ニュー・シネマ・パラダイス』『モーリス』『ライフ・イズ・ビューティフル』『リトル・ダンサー』『チョコレートドーナツ』など、邦画では『Love Letter』『かもめ食堂』など、上映作品選びのセンスなども映画ファンから好評を集めてきた。
劇場の公式サイトでは「シネスイッチ銀座は、2026年10月25日の営業をもちまして閉館致します。昭和30年9月に銀座の地に映画館を開館して以来、71年の永きにわたり、映画を愛する多くの皆様に支えられて歩んでまいりました」と伝え、「映画館の幕を閉じることとなりましたが、銀座の地で紡いだこれまでの歴史と、皆様から賜りました格別のご厚情に、心より御礼申し上げます。」と、これまでの感謝が綴られた。
この知らせを知った映画ファンからは「ショック」「寂しい…」「え???嘘でしょ」と悲しみに暮れる声が寄せられ、「ミニシアターの楽しさを教えてもらった」「数えきれないくらい通った」「学生時代の私にとっては高嶺の花」「良質の外国映画をいくつ観たろうか」など、思い出を語る声も。
「『ニューシネマパラダイス』のストーリーと重なって、きっと泣いちゃいます」「老舗映画館の閉館が続いて淋しい」と惜しむ声が後を絶たない。
なお、シネスイッチ銀座では、現在『メモリィズ』『エレノアってグレイト。』『アダムの原罪』『ヴィヴァルディと私』が公開中。
今後、橋口亮輔監督の『ハッシュ!』『ぐるりのこと。』、ジャン=リュック・ゴダール監督の『気狂いピエロ』『勝手にしやがれ』、ガス・ヴァン・サント監督の『マイ・プライベート・アイダホ』『ドラッグストア・カウボーイ』のリバイバル上映ほか、6月26日(金)からは岸井ゆきの&ツェン・ジンホア共演の『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』などの新作映画公開を控えている。(シネマカフェ編集部)