ブラッド・ピット動画インタビュー到着! 寡作の名匠の驚きの演出法を絶賛
(Photo:cinemacafe.net)
1973年の監督デビュー以来、監督生活38年で本作がわずか5作目という寡作ながらも、そのいずれもが質の高い作品として注目を浴びるテレンス・マリックが、1978年に『天国の日々』で監督賞に輝いて以来のカンヌでの栄光を手にした本作。成功し財を成した実業家のジャックが若き日を回想。力こそが全てだと信じる厳格な父と、純粋すぎるほどの愛に満ちた母との狭間で葛藤し、父への反感を募らせていた無垢な日々の中で、暗黒の淵にとらわれそうな彼の心を、光のさす場所に留めたものは何だったのか――?ひとりの男の人生を通じて家族、生命を鮮烈に描き出す。
公の場にほとんど姿を現さないことで知られるマリック監督について、ブラッドは「混沌とした中に真実を描き出す手法は見事」と称賛する。ブラッドが演じたのは、ジャック(少年時代)の父親だが、監督からは「脚本通りに演じるな」と言われたとか。監督自身も脚本を無視したその場での演出を施すことがあったよう。
ブラッドはその一例として「例えば、夫婦が取っ組み合いの喧嘩をする場面で、即興で子供を放り込んでシーンのトーンをガラリと変えてしまうんだ」と明かしてくれた。
ちなみにプロデューサーによると、少年時代のジャックら子役を選ぶのに2年の歳月をかけ、1万人近くをオーディションしたという。ショーン・ペンが大人になったジャックを演じることから「ショーンと同じクオリティ持った子役が必要だった」とはプロデューサーは語る。
ここに監督の独創的な演出が加わり、パルムドール受賞の傑作が生みだされたわけだ。これまでとはまたタイプの違う父親像を体現したブラッドの演技にも、もちろん注目したいところ!
『ツリー・オブ・ライフ』は8月12日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。
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ツリー・オブ・ライフ 2011年8月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開
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