2012年2月6日 19:43
ミッツ・マングローブ「スペイン人の男は激しい!」 バレンタインの予定は「なし」
(Photo:cinemacafe.net)
『カルメン』(’83)を始め、『タンゴ』(’98)や『サロメ』(’01)など“舞踏”をテーマにした映画を数多く送り出してきたスペイン映画界の名匠カルロス・サウラ監督の最新作『フラメンコ・フラメンコ』の公開記念イベントが、2月6日(月)、シネマート六本木で行われ、意外にも(?)フラメンコと縁のある女装家のミッツ・マングローブがトークショーを行った。
カンテ(歌)、バイレ(踊り)、ギターの伴奏が主体となったスペイン・アンダルシア地方に伝わる民族芸術、フラメンコ。本作は会話のある演技ではなく、21幕から構成された様々なパロ(曲種)のみで人の誕生から死、そして再誕までの人生のすべてを描き出す。
フラメンコを題材にした映画にちなんで、ミッツさんは真っ赤なドレスで登場。その迫力に押されてか、客席にざわめきが沸き起こった。イギリスで過ごした幼少期には、家族旅行でスペインを訪れて生のフラメンコを鑑賞したり、「父親の仕事の関係で、アントニオ・ガデス(フラメンコ界のカリスマダンサー)を子供ながらに知っていた」というミッツさん。本作を観て、子供の頃の憧れを思い出したようで、「安い酒場でフラメンコを見て、あの真っ赤なドレスをブワッて翻す姿に憧れて、家に帰ってベットのシーツを巻きつけてちゃぶ台の上で踊ってました」