2012年10月20日 18:42
『JAPAN IN A DAY』のために投稿された8,000もの動画に監督「圧倒された」
(Photo:cinemacafe.net)
第25回東京国際映画祭特別オープニング作品で、東日本大震災のちょうど1年後の2012年3月11日に撮影された映像を広く募って作り出された『JAPAN IN A DAY』。映画祭初日の10月20日(土)に世界初上映となるワールドプレミアが行われ、イギリスから来日したフィリップ・マーティン監督に成田学監督、早川敬之プロデューサー、実際に投稿した映像が映画に使用された小泉徳宏、相川泰治、関根郁子が舞台挨拶に登壇した。
オスカー監督のリドリー・スコットとその兄で先日、自殺を遂げたトニー・スコットが世界中から募った映像で作り上げた「LIFE IN A DAY」のスタイルを踏襲した本作。リドリー監督が製作総指揮を務め、日本国内を中心に12か国から8,000もの投稿があった。
こうして集まった映像を編集したマーティン監督は「その数に圧倒されましたが、成田監督という素晴らしいパートナーと出会うことができ、見進めるうちに早い段階で我々が笑ったりおかしいと感じたりするところが似ていると感じ、1本の映画にできるという手応えを掴んでいました」と明かす。
成田監督はこれらの映像を物語として紡ぐ上で、「素材を大切に、みなさんの思いを損なわずに作品にできればと思った」