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ヘレン・ミレンら『REDリターンズ』“キケンな”大人女子たちに注目!

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ヘレン・ミレンら『REDリターンズ』“キケンな”大人女子たちに注目!

(Photo:cinemacafe.net)


『RED/レッド』シリーズ第2弾!のみどころは、何と言っても女性たちの活躍がパワーアップしていること。ブルース・ウィリスの演じる元CIA超極秘任務専門エージェントのフランクを筆頭に、RED=“R”etired(引退した)、“E”xtremely(超)、“D”angerous(危険人物)な伝説のスパイたちが、世界滅亡の危機を救うというストーリー設定は前作と変わらず…なので・す・が!

男くささの強かったキャラクターに今回は女子パワーがプラス!主演はブルース・ウィリスだけれど実は彼よりも強くてカッコいいんじゃない!?って思ってしまうほど『REDリターンズ』の女性キャラクターが魅力的なんです。しかも1作目を観ていなくても、設定もストーリーもばっちり把握できるという、分かりやすさもす・て・き!

主要女性キャラクターは、フランクの恋人のサラ(メアリー=ルイーズ・パーカー/49歳)、超一流スナイパーであり英国諜報機関MI6のヴィクトリア(ヘレン・ミレン/68歳)、フランクと公私にわたり交流があるらしいロシアのスパイ・カーチャ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/44歳)の3人。

演じる女優陣の平均年齢は、なんと53歳!一般的に、女性にとって年齢を重ねるということはあまり嬉しくないこと。でも、サラやヴィクトリア、カーチャたちの活躍を見ると「歳だから…なんてセリフはナンセンスだわ!」「まだまだこれからが勝負よ!」と俄然勇気をもらい、彼女たちのように「歳を重ねるほどにいい女になりたい!」と思わせてくれるんです。その中でも、最年長のヴィクトリアが後半のカーアクションで魅せる二丁拳銃がたまらなくカッコいいんです。

ヴィクトリアとカーチャはスパイという特殊な職業ということもあり、そのズバ抜けた強さはさすがに真似できず…。ではありますが、たとえ銃撃戦のときであっても服装や仕草がエレガントだったりする点は、どんな仕事であっても女性らしさを活かしてこそ本物の女!というヒントに。


一方、ごく普通のOLからフランクとつき合うことで新しい自分を発見していくサラは共感しやすいキャラクター。でありながらも、フランクに守られるだけの女にならず、危険すぎる好奇心をフルに活かして人生を切り開いていくお転婆な四十路の生き方は、いくつになってもどんなことにでもチャレンジはできる、と気づかせてくれます。また、敵と恋に落ちてしまう情熱的なヴィクトリア、元CIAエージェントのフランクと一緒にいたら危険と分かっていても彼との生活を選ぶサラ。恋愛においても妥協はしない、自分の意志を貫く彼女たちの恋愛観もとびきりカッコよくて。本能のまま、心が動くままに恋をしていいんだと恋愛力もアップ!『REDリターンズ』は意外にも女性向け映画。観ないと損しちゃうかも!

(text:Rie Shintani)

■関連作品:
REDリターンズ 2013年11月30日より全国にて公開
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