【インタビュー】織田裕二 “中間管理職”演じ、サラリーマンの苦労「よ~く分かった」
(Photo:cinemacafe.net)
「組織の論理に染まらず、自らの信念に忠実に突き進む孤高のバンカー・板東洋史――文字に起こすとこれまでの役と似ている部分が多い気もしますが…、今回はとにかく大変な現場でした」。
そう語るのは、10月19日(日)22時スタートのWOWOW・連続ドラマW「株価暴落」で主演を務める俳優・織田裕二。「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」など、同枠にてこれまでにも数々のヒットドラマを生み出してきた池井戸作品に初挑戦することとなる。
織田さんと言えば、刑事や外交官、ホームレスサラリーマンなど、とにかく幅広い職業を演じてきた印象が強い。今回もきっと、熱く真っ直ぐに生きる男を演じてくれるのではないかと、期待に胸膨らませるファンも多いことだろう。
「実際に演じてみて、今回の役は今までと違い、どんな時もまず先に“我慢”という言葉がついてくるから大変でしたね。我慢して我慢して…それでもこれだけは伝えなきゃならないから思いを伝えているんです。このままじゃ相手の会社も、自分のところもダメになってしまうからこそ “意を決して叫ぶ”という点が、実はこれまでの役とはかなり違っている部分なんじゃないかな」