【インタビュー】国民的美少女グランプリ・吉本実憂、女優開眼のきっかけは「目立たない」劣等感
(Photo:cinemacafe.net)
第13回全日本国民的美少女コンテストグランプリの吉本実憂が、映画『ゆめはるか』で映画初主演を飾る。連続ドラマ「獣医さん、事件ですよ」、大河ドラマ「軍師官兵衛」と今年から女優活動を本格化させ、グランプリ獲得後は難なく煌びやかな道を歩んでいるように見える。ところが吉本さん本人は、女優挑戦への思いを“悔しさ”とともにふり返る。2012年のグランプリ獲得後の彼女に、一体何があったのか。
“女優開眼”が吉本さんを襲ったのは、後にリーダーを務めることになるグループ「X21」のメンバーたちとのレッスン時。「グランプリになってすぐ、お芝居、歌、ダンス、語学、立ち振る舞いなどのレッスンをしました。自分はその時どれに関しても目立たない存在で、特に21人の中で一番体が固かったんです」とふり返る。しかし、その事実に対して吉本さんは「自分だけ体が固い写真を見せられた時に思ったのが『自分、固すぎる』ではなくて『皆、柔らかすぎる』でした。
自分の固さを認めたら成長できたはずなのに、そう思うことをしなかった」と棚上げ思考を発揮してしまう。
見て見ぬふりという逃げ腰に“グランプリ”というプライドは、大きく揺さぶられた。