2015年7月15日 17:00
ビビリ&ムカムカ&イカリはなぜ必要? 『インサイド・ヘッド』3つの感情を解説
(Photo:cinemacafe.net)
11歳の少女ライリーの頭の中の“感情たち”が主人公となる、ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』。本作では、ヨロコビとカナシミがライリーの行動を決める頭の中の“司令部”からいなくなってしまうのだが、今回は“司令部”に残されたビビリ、ムカムカ、イカリの3つの感情に注目、彼らが果たす重要な役割に迫った。
本作は、ライリーが突然の引っ越しで転校することになり、心が不安定になるところから物語が始まる。いままで、ヨロコビいっぱいにあふれていたライリーだったが、“司令部”からヨロコビとカナシミがいなくなることで、大事な感情を失ったライリーの心は徐々に閉ざされていってしまうのだ。
司令部に残されたビビリ、ムカムカ、イカリの3人も、ライリーの危機を救うため奮闘するが、3人の感情ではライリーを喜ばせることができない。楽しい気持ちにさせたくても、イカリはライリーを怒らせてしまうし、ビビリはビックリさせるだけ。ムカムカはイラつかせることしかできない。
だが、この3人はとても重要な役割を果たしていると、本作のリサーチ段階から協力しているカリフォルニア大学心理学教授ダッチャー・ケルトナー氏が解説する。