くらし情報『夫婦のさまざまな“愛のカタチ”描く…『雪の轍』『アリスのままで』ほか』

2015年7月16日 18:44

夫婦のさまざまな“愛のカタチ”描く…『雪の轍』『アリスのままで』ほか

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


第67回カンヌ国際映画祭でカンヌ国際映画祭「パルム・ドール」を受賞したヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督作『雪の轍(わだち)』を始め、いま、“夫婦のさまざまな愛の形”について描かれた映画が続々と公開中だ。

『雪の轍』は、カッパドキアの洞窟ホテルを舞台に、いまは裕福なホテルのオーナーとして暮らす元舞台俳優と、歳の離れた若く美しい妻、そして妹との愛憎など、一組の夫婦の葛藤を軸に人間の内面の深部を描く濃密な会話劇。

表面的には歳の離れた仲睦まじい夫婦。だが、ありあまる富と時間を持て余す傲慢な夫・アイドゥン、そして、世間も知らず、夫に頼りながら生きていく自分に次第に鬱屈した思いが募っていく妻・ニハルは、冬の訪れとともに、お互い秘めていた心の内が浮き彫りになり、ストレートな言葉で感情をぶつけ合う。それまで自覚のなかったお互いの気取りや、偽善心が見えたとき、夫婦は新しい一歩を踏み出せるのか…。

文豪・チェーホフの作品をモチーフに、夫婦との関係性、さらに“人間であること”をカッパドキアの景観と圧倒的な映像美と共に考えさせる本作。ほかにも、今年は、映画を通じて夫婦の関係性を見直すきっかけになりそうな作品がめじろ押しだ。

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