くらし情報『【シネマVOYAGE】“ここ”から一歩踏み出して…単調な毎日に響く『バードピープル』』

2015年10月5日 18:00

【シネマVOYAGE】“ここ”から一歩踏み出して…単調な毎日に響く『バードピープル』

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


これから旅に出る人、旅を終えて帰ってくる人。その国に住む人、海外からやって来る人。空港はいろんな人が集まる独特な場所であり、そこでは毎日、いくつものドラマが生まれています。過去にはスティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演、アメリカのジョン・F・ケネディ国際空港を舞台にした『ターミナル』(’04)という映画がありました。それは、母国で起きたクーデターで政府が消滅したためパスポートが無効になり、入国も出国もできなくなってしまった主人公と空港で働く人たちとの交流を描いたドラマでした。

今回ピックアップしたフランス映画『バードピープル』は、パリのシャルル・ド・ゴール空港ほど近くのホテルが舞台。ホテルに滞在している旅人のゲイリー(ジョシュ・チャールズ)とホテルでメイドとして働く大学生のオドレー(アナイス・ドゥムースティエ)、2人の物語が綴られます。『ターミナル』は自分ではどうしようもない外的要因によって空港に留まっているのに対し、『バードピープル』の2人はもっとパーソナルというのでしょうか、ある日気づいてしまった自分の気持ちをどう旅立たせるか──いま居る場所から一歩踏み出すことをテーマにした物語です。

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