2016年2月19日 17:00
小泉今日子&二階堂ふみ、交わらない視線の先には?『ふきげんな過去』
(Photo:cinemacafe.net)
異才の天才劇作家・前田司郎がオリジナル脚本で挑む最新作『ふきげんな過去』。小泉今日子と二階堂ふみが母娘役でW主演を務めることで話題を呼ぶ本作から場面写真が到着した。
「あたし生きてたの」。大都会と下町が隣接する北品川の食堂で暮らす果子(二階堂ふみ)の前に、突然、18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が戻ってきて、そう告げる。ある事件を起こして前科持ちになってしまった未来子の登場に慌てふためく家族と、自分の部屋に居候する図々しい彼女に苛立ちを隠せない多感な女子高生の果子。ただやり過ごすはずだった退屈な夏が、自分が本当の母親だという未来子の出現によって、特別な時間に変わる。いまにも世界を爆破してしまいそうな未来子に反発しながらも、2人はひと夏をともに過ごす――。
三島由紀夫賞、向田邦子賞受賞、岸田國士戯曲賞など錚々たる賞を受賞し、劇団「五反田団」を主宰する前田さんが、監督第1弾の『ジ、エクストリーム、スキヤキ』から満を持してオリジナル脚本で人間ドラマに挑んだ第2弾の本作。
自分が本当の母親だという未来子の出現によって、退屈していた女子高生の果子は、眩い生き生きとした世界を見てしまう。