2016年5月22日 15:50
ジブリ最新作、カンヌ「ある視点」部門“特別賞”受賞!鈴木Pも「本当にうれしい」
第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されたスタジオジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』。公式上映後には登壇した鈴木敏夫プロデューサーとマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督らに向け、5分間を超えるスタンディングオベーションが起きたほど高い評価を得た本作が、“「ある視点」部門特別賞”を受賞したことが分かった。
嵐の中、荒れ狂う海に放りだされた男が九死に一生を得て、ある無人島にたどり着いた。必死に島からの脱出を試みるが、見えない力によって何度も島に引き戻される。絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、ひとりの女が現れた――。
わずか8分間という短編の中で、父娘の愛おしい絆を丹念に描いたマイケル監督の感動作『岸辺のふたり』を見たスタジオジブリ鈴木プロデューサーが、長編制作の話を持ちかけたことがきっかけで製作された本作。マイケル監督が尊敬する高畑勲監督参加のもと、スタジオジブリとシナリオ・絵コンテ作りから効果音・音楽にいたるまでやり取りをしながら、実に8年の歳月をかけて完成。スタジオジブリとしては初めて、カンヌ国際映画祭へ出品されることとなった。
公式上映の会場は、1,000席が満席状態。