2016年7月9日 16:00
タランティーノも魅了!実力派女優にしてエコロジスト、メラニー・ロランに注目
『サラの鍵』原作者タチアナ・ド・ロネのベストセラー小説を映画化し、先日の「フランス映画祭2016」でも上映された『ミモザの島に消えた母』が、7月23日(土)より公開される。本作に出演するメラニー・ロランは、本作のようなヒューマンドラマはもちろん、アクション映画や戦争映画などまで幅広い作品で活躍し、あのクエンティン・タランティーノをも魅了したフランスの実力派女優だ。
「ミモザの島」と呼ばれる風光明媚な避暑地で、謎の溺死を遂げた美しい母。それから30年、いまだ母への喪失感から抜け出せないアントワン(ローラン・ラフィット)は、真相を突き止めようとするが、なぜか家族は“母の死”について頑なに口を閉ざす。再びミモザの島を訪れたアントワンは、自分が知らなかった母のもう一つの顔、そして母の死の背景に渦巻く禁断の真実に辿り着くのだったが――。
本作で兄アントワンを見守り、ときに母の真実の手がかりへと導く妹アガット役を演じるメラニー・ロラン。監督のフランソワ・ファヴラは、当初からアガット役に彼女をイメージしながら脚本を書き、「演技が生き生きしているところや、ユーモア、すべてを物語る視線、決定的な場面で激しい感情が放たれるところが素晴らしい」