くらし情報『【シネマモード】ジェレミー・アイアンズが、愛するものに遺したいもの『ある天文学者の恋文』』

2016年9月25日 21:00

【シネマモード】ジェレミー・アイアンズが、愛するものに遺したいもの『ある天文学者の恋文』

Photo by cinemacafe.net

今年、ジェレミー・アイアンズの活躍が目を引きます。なぜ今?とも思うのですが、彼の芸達者ぶりを考えれば、理由はどうあれ映画ファンには嬉しい限り。しかも、『ハイ・ライズ』『栄光のランナー/1936ベルリン』『奇蹟がくれた数式』など話題作ばかり。なかでも、最もロマンティックとも思える作品が『ある天文学者の恋文』。『ニュー・シネマ・パラダイス』で知られる名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作で、急逝したある天文学者が恋人に遺した謎にまつわるミステリアスなラブ・ストーリーです。

これまで、ちょっと個性的だったり、エキセントリックだったり、ひと癖ある役柄を多く演じてきた彼が、ここのところ、穏やかな役を多く演じていることに興味津々という方も少なくないでしょう。今回も愛に満ち溢れた穏やかな男性を好演しています。そこで、多忙なジェレミーをやっとのことで捕まえて、役についてたずねてみました。


愛のカタチは人それぞれ。表現の仕方もひとそれぞれです。個人的には、「愛してる」とか、さも“これが私の愛の証だ”などとこれみよがしに示されるのは苦手なのですが、そんな私でも、こんな愛情表現もあるのだな、こんなに愛されるって女冥利に尽きるなと、しみじみ感じさせられたのが『ある天文学者の恋文』。

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