映画『何者』の主演・佐藤健と原作者の朝井リョウが、9月26日(月)に開催された学生限定試写会に登壇。サプライズゲストとして、メイクアップアーティストのIKKOも来場し、その場で学生たちから募ったお悩みに答えた。
朝井さんの直木賞受賞作を佐藤さんをはじめ、菅田将暉、有村架純、二階堂ふみといった旬のキャストを迎え実写化。就職活動の中で嫉妬や葛藤を味わいながら、自分が何者であるかを知ることになる若者たちの姿を描き出す。
佐藤さんと朝井さんは、実は本作に携わる以前からの友人。朝井さんは映画化が決まった後、主演が佐藤さんになってかなり驚いたそう。「映画になると決まったくらいの頃、食事をして『もしオファーが来たら?』と話をしたんですけど、この作品は、決して主演が得をする映画でもないのに佐藤さんは『ちょっとね…』とか言ってたんですよ(笑)」とふり返る。
佐藤さんは「僕もオファーが来たとき、驚きました」と述懐。
「難しい役で『やりたい!』というタイプの役じゃないし、キャスティングの段階でいろんな荒波を越えて、ここしか行くところがないと僕のところに来たのかな…と(笑)」と自身のところにこの役がたどりつくまでに思いを馳せつつ、ある種の運命を感じて受けたよう。