くらし情報『【インタビュー】大貫妙子、ソロデビュー40周年は「区切りではなくてわたしには通過点」』

2016年10月1日 08:00

【インタビュー】大貫妙子、ソロデビュー40周年は「区切りではなくてわたしには通過点」

単純に後40年はできないので、100歳を越えてしまいますから。人生ってけっこう短いなって思いました。バンドを始めた20代の頃は、海のものとも山のものともよべないようなものでしたが(笑)。その後ソロになって、たくさんアルバムを出させていただきました。たいしたヒットもない私が続けられたのは、ひとえに支えてくださったファンのみなさまのおかげだと、心から感謝しています。

――音楽シーンも劇的に変化を遂げて来ましたが、一番印象的な出来事は何でしたか?

LPからCDの時代になり、現在は配信の時代になって、またLPに戻ってみたりしていますが。テクノロジーの変化とともに、音楽も変わってきたと思います。それはとても音楽に影響を与えるものですが、時代とともに受け入れなくてはいけなかったので、当然取り入れてはきました。
今の時代は良いか悪いかは別として、譜面が読めなくても楽器が弾けなくても、コンピューターで音楽が作れるようになった。そのおかげで、家で録音が可能になったりと便利にはなりましたが、多くの歴史あるレコーディングスタジオがなくなりました。それは、ほんとにかなしいことだと思います。
音楽には、国境がありませんし、言葉が通じなくても音楽は一緒に作り上げることができます。

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