くらし情報『細田守vs是枝裕和 互いの作品テーマは“父の不在”!? 次回作のヒントも』

2016年10月27日 12:45

細田守vs是枝裕和 互いの作品テーマは“父の不在”!? 次回作のヒントも

Photo by cinemacafe.net

開催中の東京国際映画祭にて10月26日(水)、アニメーション特集「映画監督 細田守の世界」が始まり『おおかみこどもの雨と雪』が上映。その後のトークでは細田監督とゲストとして是枝裕和監督が登壇し、互いの作品に共通する“父の不在”や“家族”について語り合った。

トークは細田監督が是枝監督に質問をぶつけていく形でスタート。細田監督は最近の自らの監督作2作『バケモノの子』、『おおかみこどもの雨と雪』で、いずれも父親が不在の状況が描かれており、是枝作品でも『誰も知らない』、『そして父になる』、昨年の日本アカデミー賞最優秀作品賞で、是枝作品には珍しく原作モノである『海街diary』まで、“父”またはその不在がテーマになってると指摘。「そこに“問題意識”があるのでは?」と問いかける。

是枝監督は「父親が“いる”のが描けないのかも(笑)」と笑いつつ「うちの父も存在が希薄で博打だったり、よく分かんないところに行ってて、僕は姉2人と母に囲まれて、それが居心地がよかったんですね。父がいない環境が自分にとってリアルだったし、ずいぶん前に死んでるんですが、最後まで父は『よく分からない』対象でしかなかった」と理由を分析する。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.