2017年1月19日 20:00
ディズニー・アニメが起こした奇跡のドキュメンタリー公開へ
2016年のサンダンス映画祭で喝采を浴び、本年度アカデミー賞ノミネートも有力視されている注目のドキュメンタリー『Life, Animated』の邦題が、『ぼくと魔法の言葉たち』に決定。4月上旬の公開が決まり、ポスタービジュアルも解禁となった。
サスカインド家の次男オーウェンは、2歳半で突然言葉を失い、7歳になるころには誰ともコミュニケーションを取れなくなっていた。彼は自閉症スペクトラムと診断される。ある日、父のロンはオーウェンが発する意味をなさないモゴモゴとした言葉が、オーウェンが毎日擦り切れるほど観ていたディズニーのアニメ映画『リトル・マーメイド』に登場するセリフだと気づく。
意を決した父は、彼が大好きなキャラクターである『アラジン』に登場するオウムのイアーゴのパペットを使い、身を隠して息子に語りかける。「どんな気分?」するとオーウェンは「僕はハッピーじゃない。僕には友達がいないから」と、まるで魔法のように言葉を返した!5年ぶりの息子の言葉にこみ上げる涙をこらえながら、イアーゴとしての会話を続ける父。
こうして、父と母、そして兄による、ディズニー・アニメーションを通じた“オーウェンを取り戻す”ための作戦が始まった――。