有村架純、初の国際映画祭&熱烈歓迎に感激「愛され続ける作品になったら嬉しい」
現在公開中の映画『ナラタージュ』が、韓国・釜山で開幕した第22回釜山国際映画祭「Gala Presentation部門」に正式招待され、有村架純と行定勲監督が開幕式のレッドカーペットとオープニングセレモニーに続いて、13日には、観客の熱烈歓迎を受けながら公式上映の舞台挨拶に登壇した。
あいにくの雨の中でスタートした本映画祭。レッドカーペットに有村さんと行定監督が到着すると、会場は大きな声援に包まれた。2人は少し緊張しつつも終始笑顔でを歩き、サインや握手、写真撮影に応じるなどファンと交流。初の映画祭参加となった有村さんは、「ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」の大人っぽいブラックドレスで登場。「今回、海外の映画祭に参加させていただくのが初めてですし、アジアで一番規模の大きな釜山映画祭に参加できてすごく嬉しいです。映画祭はこれからなのでどんな体験ができるのか想像しながら楽しんで参加したいなと思っています」と喜びのコメントを語っていた。

また、行定監督は「釜山は毎年のように来たい映画祭。
釜山は僕にとって自分の映画が世界で観てもらえるための扉を開いてくれる場所です。そういう意味では第二の故郷、と言っても過言じゃない場所だと思っています。釜山映画祭がこれからも素晴らしい映画祭であり続けることを応援したいと思いますし、自身も新作があったら必ず戻って来たいと思っています」と釜山映画祭への思いも交えながら熱く語った。
13日には公式上映に先立って記者会見を行い、100人を超える海外メディアの質疑応答に応じ、作品や目線の演技に込めた思いなどを語った2人。また、その後行われた公式上映では舞台挨拶に登壇。本編上映後、2人が観客の前に現れると、600人もの観客の拍手に包まれ熱烈な歓迎を受けた。
まず、韓国語で挨拶をした有村さん。「この作品が海外の方にどのように届くか、上映前からすごく感じていたことだったんですけど、観終わった後になんか分からなかったな?とか思われた方でも、それで良いと思います」とコメント、「いまはそう思うかもしれないけど、何年かたってまたこの映画を観たときに、今度はどのように感じるかを楽しみながら、この先も愛され続ける作品になったら嬉しいなと思います」と本作への思いを語った。

そして行定監督は、「静かな映画だったでしょ(笑)どうしようもない男女の恋愛の話をどうしても撮りたくて、非常に日本人なりの情緒があって、そういうゆっくりとした時間の中で、セリフが交わされない中で、視線目線の演技が非常に重要で、それをゆっくりゆっくり撮った映画です。気に入っていただけていたら嬉しいです」と語り、観客の感じ方に委ねた。
有村さんと行定監督は退場時にも詰めかけたファンに取り囲まれ、握手などを求められる場面も見られ、現地での人気の高さも伺える公式上映となった。
『ナラタージュ』は全国にて公開中。
「釜山国際映画祭2017」は10月21日(土)まで開催。
(text:cinemacafe.net)
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