くらし情報『樹木希林の歌声に背中を押される『命みじかし、恋せよ乙女』監督「最後のメッセージのよう」』

2019年8月13日 16:00

樹木希林の歌声に背中を押される『命みじかし、恋せよ乙女』監督「最後のメッセージのよう」

Photo by cinemacafe.net

樹木希林の世界デビュー作にして、女優として遺作となった『命みじかし、恋せよ乙女』が、まもなく8月16日(金)より公開。この度、黒澤明監督『生きる』にも登場する有名な大正歌謡「ゴンドラの唄」を、樹木さんが口ずさむシーンの本編映像が解禁となった。

樹木さんが、ドイツから来たカールが訪れる茅ヶ崎館の老女将役を演じる本作。撮影は、2018年4月にドイツで、7月6日~16日に日本で撮影を実施。日本パートのロケは、主に神奈川県茅ケ崎市に実在する有形文化財にも指定された旅館「茅ヶ崎館」で行われた。

この度公開された映像は、胸に迫る本編映像。茅ヶ崎館を訪れたカール(ゴロ・オイラー)の様子を見に来た老女将(樹木希林)は、彼が着物の合わせを左右逆に着ていることに気がつく。「これは死んだ人だけ、あなた幽霊じゃないんだから」と伝え、「ゴンドラの唄」を口ずさみながら着物を着付けし直すと、歌を聴いたカールは何かを察したような反応を見せる。


また、カールが心に何か傷を抱えていることに気づくと、深く事情は聞かずに、ただ「あなた生きてるんだから、幸せになんなきゃだめね」と、私たちの背中をもそっと押してくれるようなセリフを放ち、部屋から出ていく樹木さんの姿も印象深い。

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