2019年9月18日 17:00
【インタビュー】ブラッド・ピット、“宇宙”SF初挑戦の理由は?
「俳優として大切にしていることが2つあるんだ。1つ目は役者自身が真に感じていれば、その感情は必ず観客にも伝わるということ。そして2つ目…、えーっと、何だっけ?すごくいい言葉なんだけどな。思い出すまで、時間をくれるかい?えっ、次の質問にいく?」
こんなお茶目な素顔を見せてくれたのは、主演作『アド・アストラ』をひっさげ、通算12度目のプロモーション来日を果たしたブラッド・ピット。都内で取材に応じたブラッドは時折「まだ、ちょっと時差ボケでね。僕がいま言ったこと、ちゃんと君の質問の答えになっているかな?」と気づかいを披露する場面も。気さくでありながら、常にジェントルマンで居続ける姿も印象的だ。
初めて挑んだ宇宙と繊細な役へのアプローチ
先日閉幕した第76回ヴェネチア国際映画祭で世界初披露され、「『2001年宇宙の旅』と『地獄の黙示録』が出会った」と絶賛を浴びた本作(見れば、その意味はわかります!)。
ブラッド演じる主人公の宇宙飛行士、ロイ・マグブライドが、知的生命体の探索に出かけたまま、宇宙の彼方で消息を絶った父(トミー・リー・ジョーンズ)の行方を追い求め、衝撃の救出ミッションを繰り広げる超大作だ。