2020年1月12日 13:30
父を亡くした少年に寄り添うカザフスタンの愛らしい子猫たち『オルジャスの白い馬』
日本から森山未來、カザフスタンからはカンヌ国際映画祭女優賞受賞の経歴を持つサマル・イェスリャーモワが出演する合作映画『オルジャスの白い馬』が1月18日(土)より公開。この度、主人公の少年オルジャスとその亡き父親をつなぐ、愛らしい“子猫”の新場面写真がシネマカフェに到着した。
大人の世界に憧れ、馬飼いである父親の仕事を手伝いたいとねだったがまだ早いと許してもらえず、母親の畑仕事を手伝うことになった少年オルジャス。息子を残して仕事先に向かったオルジャスの父親は、仕事仲間から息子へのお土産にと1匹の捨て猫を譲り受ける。しかし、父親は仕事中にマフィアに殺害され、帰らぬ人となってしまう。
子猫は“飼い主”から離れる術も知らず、父親の遺体のそばでか弱く泣いていたところを偶然発見され、父の死をまだ知らないオルジャスの元に届けられる。ついにオルジャスは父親が亡くなったことを知り、子猫は父親から息子への“最後の贈り物”となるが、妹たちに子猫のことについて聞かれて「外で拾った」ととっさにうそをついてしまう――。
カザフ側のエルラン・ヌルムハンベトフ監督によると、子猫を映画に登場させるというアイディアは現場での感覚的なものであったという。