ジェイミー・ベル主演、白人至上主義との“決別”描く実話『SKIN』5月公開
『リトル・ダンサー』『ロケットマン』のジェイミー・ベル主演で、白人至上主義者として生きてきた若者の苦悩と贖罪を描く実話を元にした『SKIN/スキン』が5月9日(土)より公開されることが決まった。
白人至上主義者に育てられ、憎悪と暴力に満ちた生活を送っていたブライオンは、シングルマザーのジュリーと出会い、これまでの自分の悪行を悔い、新たな人生を始めようと決意する。しかし、脱会を許さないかつての同志たちから執拗な脅迫、暴力を受けることとなり、その矛先はジュリーたちにも向き始める…。
本作は、実際に2003年に米国で発足したスキンヘッド集団「ヴィンランダーズ」の共同創設者ブライオン・ワイドナーの実話を基につくられた社会派ドラマ。新鋭監督ガイ・ナティーヴは、憎悪の円環から脱け出そうとする元レイシストの男を主人公に、レイシズムの非道、人間の再生の軌跡、そして彼を支えようとする社会の寛容を鮮烈に描き出す。
イスラエル出身でユダヤ人であるガイ・ナティーヴ監督は、このブライオン・ワイドナーを題材にMSNBCが制作したTVドキュメンタリー「Erasing Hate」(2011)から、この実話の長編映画製作に強い興味を抱いたという。