くらし情報『普通の男が発揮する底力…名演光る重厚サスペンスに唸る『サブウェイ123 激突』』

2009年9月4日 19:22

普通の男が発揮する底力…名演光る重厚サスペンスに唸る『サブウェイ123 激突』

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)

『マルコムX』、『ザ・ハリケーン』、『トレーニング デイ』をはじめ数多くの主演作で“強い男”を演じてきた俳優が、25ポンド(約11キロ)体重を増やし、メガネをかけている。続けてコーヒーをうっかり自分にひっかけてしまうようなドジな一面が映し出される──その姿を見て「えっ?この人、デンゼル・ワシントンだよね…」と疑問に思うのは当然だろう。そう、2度のアカデミー賞に輝くデンゼル・ワシントンが『サブウェイ123激突』で演じるのは、ごく普通の男。本作はそんな普通の男がいざというときに発揮する底力を描いた重厚なサスペンス・ドラマだ。

物語はニューヨークのペラム駅を発車した列車が4人の男にハイジャックされるところから始まる。そして、地下鉄職員のガーバー(デンゼル・ワシントン)はハイジャック犯からの電話を偶然とったことで、たった1人で彼らと戦うはめに…。この映画のオリジナルは1974年に作られた『サブウェイ・パニック』。当時は警官とハイジャック犯の設定だったが、今回は地下鉄職員に変え、ガーバーとハイジャック犯リーダーのライダー(ジョン・トラボルタ)との関係をより密接したものとして再構築している。

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