くらし情報『『17歳のウィーン』主人公の青年から見た戦争の萌芽…本編映像到着』

2020年7月23日 18:00

『17歳のウィーン』主人公の青年から見た戦争の萌芽…本編映像到着

Photo by cinemacafe.net

名優ブルーノ・ガンツが精神分析学者フロイトを演じ、遺作となった『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』。この度、主人公の青年フランツが見習いとして働くタバコ店が何者かによって荒らされるシーンと、併せて監督、プロデューサーのコメントが到着した。

1937年、ナチスドイツとの併合に揺れる激動のウィーン。17歳の青年フランツが、精神分析学者ジークムント・フロイト教授の教えを請いながら、恋に悩み、成長していく姿を幻想的な映像美とともに描いたニコラウス・ライトナー監督作品。

この度解禁された本編映像は、フランツが見習いとして働くタバコ店が何者かによって荒らされてしまったシーン。タバコ店の店主オットーが開店のため店に訪れると、看板やショーウィンドウのガラスに白いペンキで“ユダヤ人御用達”と書かれた文字が…。

それは、ユダヤ人であるフロイトや、共産主義の客も受け入れていたオットーの店を快く思わない隣の精肉店が密告したことによるものだった。店内には無数の生肉の残骸が散らばり、売り物は散乱。
箱からこぼれた貴重な葉巻をそっと箱に戻すフランツ。なかなか消えないペンキの文字に途方に暮れるフランツに、その様子を見ていた街の少年たちがそっと手助けする様子が描かれている。

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