2020年8月14日 19:00
グザヴィエ・ドラン「本当の仲間」と撮った6年ぶり主演作『マティアス&マキシム』
圧倒的なカリスマ性と才能で映画界の革命児として躍進を続けてきたグザヴィエ・ドランが、6年ぶりに自作に主演し、故郷でメガホンをとった『マティアス&マキシム』。これまでの作品にはない一面を持ち合わせている本作についてドランがコメント、メイキング写真が到着した。
つかず離れずの絶妙な関係性や、一人一人のキャラクターがとても自然でリアル、“友情”の描き方にも繊細さが詰まっている本作。実は、ドラン演じるマキシムの友達役を演じているのはみな実生活における仲間たち。
6年ぶりとなる役者として自作への出演、故郷モントリオールでの撮影と、本作に対する思い入れの強さを見せているドラン。なぜ本当の友達と作りたかったのか、そして彼らと共にどんなことを表現したかったのか、ドランにとって本作がどういった意味で特別なのかを語っている。
「友達役の全員が本当の仲間なんです。僕はこれまで友達、仲間をメインにした映画を作ったことがなかったし、それなりに友達はいたけど、彼らのような仲間はいませんでした。
20代後半になって仲間ができて、それは映画よりも仕事よりも何よりも大きな僕の目標となりました。そして彼らが僕の人生とライフスタイルを変えました」