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【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」

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【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」

(Photo:cinemacafe.net)

注目の若手劇作家・上田誠と本広克行監督の『サマータイムマシン・ブルース』(’05)コンビが再結成し、今度は長澤まさみを主演に迎えて贈る、シチュエーション・コメディ『曲がれ!スプーン』。10月20日(火)、開催中の東京国際映画祭に出品された本作の完成披露記者会見が行われ、長澤さんと彼女を囲む7人の“エスパー軍団”の男性陣、そして
本広監督と上田さんの総勢10名が登壇した。

物語の舞台となる“カフェ・ド・念力”に集う、最弱のエスパー軍団に抜擢されたのは、三宅弘城に諏訪雅、中川晴樹、辻修、川島潤哉、岩井秀人ら小劇場を中心に活躍する面々とベテラン俳優の志賀廣太郎。みんなのアイドル・長澤さんは、「素敵なお兄さま方で、いつも負けないように頑張らなきゃと思ってました」と満面の笑みを浮かべたが、三宅さんはこれに対して「僕らはだいぶ年上なのに、長澤さんにコケにされながら、楽しく撮影しました」とコメント。

普段は舞台を中心に活躍する一同は不慣れな会見に、ぎこちなさを全面に出す一方で、長澤さんとの共演話では一様に身を乗り出す。諏訪さんが「カメラが回るとキッラキラに輝いていて、長澤まさみはこれか!と」と語れば、“透視”のエスパー役の中川さんは「長澤まさみちゃんをずっと見つめられて本当に幸せな役でした。大好きです!」とアプローチ。かたや、川島さんは「朝から納豆巻きを食べているのを見て、人間味もあるんだなと(笑)」と長澤さんの素顔をポロリ、仲の良い雰囲気が伝わってきた。


長澤さんに「一番変な人」のお墨付きをもらった岩井さんは、身の上話を語り出すや「映画に出るという15年がかりの夢を叶えちゃって、次はどうしようかなと…」と語り、自己満足に浸った。

この個性派揃いを「ロクでもないエスパーたち」と見守るのは上田さん。4年ぶりの本広監督との仕事を「より密接な、とても幸せな作り方が出来た」とコメント。本広監督も「信じることを忘れない気持ちを、ストレートに表現した」と充実した様子を見せ、“エスパー”たちを「100人の男を見た中のツワモノたち」と称賛を贈った。

さらに、報道陣からキャスト陣に「エスパーの力があったら何がしたい?」という質問が。「透視。見ちゃいけないものを見てみたい」と答え、一瞬男性陣をドキリとさせた長澤さんだが、曰く「当たりクジを引いてみたい」とのこと。その後も「透視」を支持する声が相次いだが、志賀さんは「空を飛んでみたい」と可愛らしい夢を、三宅さんは「僕はいまの僕で充分です!」と言い放ち、笑いを誘った。


最後の記念撮影では、登壇陣に内緒で観客全員が“エスパー”の象徴的なアイテム、銀スプーンに見立てた全身シルバータイツに変装するサプライズも。こみ上げる笑いを我慢できない長澤さんは「みなさん、銀になってくださってありがとうございます!」と元気に呼びかけ、終始笑いにあふれた会見は終了した。

『曲がれ!スプーン』は11月21日(土)より全国東宝系にて公開。

東京国際映画祭2009特集
http://blog.cinemacafe.net/special/091007/index.html

■関連作品:
曲がれ!スプーン 2009年11月21日より全国東宝系にて公開
© 2009 フジテレビ/ROBOT/博報堂DYメディアパートナーズ/東宝/日本映画衛星放送第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催

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