くらし情報『全てをその目に焼き付ける…『燃ゆる女の肖像』18世紀の忘れ去られた女性画家の恋』

2020年9月14日 18:00

全てをその目に焼き付ける…『燃ゆる女の肖像』18世紀の忘れ去られた女性画家の恋

Photo by cinemacafe.net

フランスで早くからその才能を評価され、独自の世界観を築いてきた女性監督セリーヌ・シアマが手掛ける『燃ゆる女の肖像』(英題:Portrait of a Lady on Fire)。この度、炎とともに佇む女性の姿が強い印象を残す日本版ビジュアルと圧倒的な映像美が伺える新場面写真7枚が一挙に解禁された。

昨年のカンヌ国際映画祭では脚本賞とクィアパルム賞をW受賞し、ゴールデン・グローブ賞と英国アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされたほか、世界の映画賞で44もの賞を受賞。ヨーロッパでのヒットに続き、アメリカでも過去公開された外国語映画の歴代トップ20入りを果たす大ヒットとなった本作。テイラー・スウィフトの最新アルバム「Folklore」のアートワークが本作の影響を受けているのではないかという推測がSNSで飛び交うなど、本作に魅せられているセレブも後を絶たない。

監督のセリーヌ・シアマは、デビュー作の『水の中のつぼみ』(07)でセザール賞新人監督作品賞にノミネートされた注目の存在。長編映画4作目となる本作で、名立たるメディアや評論家から「映画史を塗り替える傑作」と最大級の称賛を浴びた。

そんなシアマ監督が本作で描くのは18世紀の女性画家、言い換えると自分と同じ“女性アーティスト”だ。

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