ISに誘拐、拷問された若き写真家の救出劇…『ある人質』日本公開
2013~2014年、398日間にわたってIS(イスラム国)の人質となり、奇跡的に生還したデンマーク人写真家が体験した地獄と不可能に挑んだ家族の衝撃の実話を映画化した『ある人質 生還までの398日』が日本公開決定。ポスタービジュアルが到着した。
怪我のために体操選手の道を断念したダニエルは、ずっと夢だった写真家に転身。戦争の中の日常を撮影するため、シリアの非戦闘地域を訪れた。だが現地の情勢が変わり、ダニエルはISに誘拐され拷問を受ける。家族は巨額の身代金を用意するために奔走するが、犯人側は容赦なく追い討ちをかけ、過大な要求を突きつけてくる――。
本作は、ジャーナリストのプク・ダムスゴーの「ISの人質 13カ月の拘束、そして生還」(光文社新書刊)を、『ミレニアムドラゴン・タトゥーの女』のニールス・アルデン・オプレヴ監督が、アナス・W・ベアテルセンと共同で監督を務めた作品。
2017年のベルリン国際映画祭シューティング・スター賞を受賞したデンマークを代表する実力派エスベン・スメドが、ダニエル役で主演。
過酷な体験を緊張感あふれる演出と圧倒的なリアリティをもって描き出し、息子の救出を決して諦めなかった家族の奔走はスリリングかつ感動的に、また、知られざる人質救出の専門家の活躍ぶりも描かれる。