「鬼滅の刃」ブームはどのように広がっていったのか?ツイートから分析
2020年12月21日、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が興行収入311億円、観客動員数2317万5,884人を達成し、歴代興行収入1位の『千と千尋の神隠し』(興行収入316億円)に迫る大ヒットを記録。12月4日の最終23巻の発売、そして累計発行部数1億2000万部を突破したことも大きな話題となった。
人気漫画・アニメの映画化は過去にも多くの例があるが、なぜここまで大きなヒットとなったのだろうか。Twitterで生まれたクチコミのデータ分析から、「鬼滅の刃」のヒットの要因を検証した。
「鬼滅の刃」の話題はどのように広がったか
「週刊少年ジャンプ」にて2016年11号より連載が開始された吾峠呼世晴の漫画「鬼滅の刃」。主人公・竈門炭治郎は、鬼に家族を殺され、唯一生き残った妹・禰豆子は鬼に変貌してしまう。そんな絶望的な状況で、妹を人間に戻し、鬼を討つため、鬼狩りに身を投じるという物語。単行本1巻~23巻が発売され、累計発行部数は1億2000万部を突破した。
TVアニメが放送される前年の「2018年」、アニメ放送年となる「2019年」、映画公開年である「2020年」における「鬼滅の刃」