くらし情報『トニー賞4冠&グラミー賞受賞の傑作ミュージカル、紆余曲折の映画化への道『イン・ザ・ハイツ』』

トニー賞4冠&グラミー賞受賞の傑作ミュージカル、紆余曲折の映画化への道『イン・ザ・ハイツ』

その後、現在のかたちにスケールアップさせたのは劇作家のキアラ・アレグリア・ウデス。舞台製作者のジル・ファーマンがウデスの戯曲に「イン・ザ・ハイツ」との共通点を見いだし2人を引き合わせた。このコラボにより「イン・ザ・ハイツ」は2007年にオフ・ブロードウェイでの上演が決定。そして2008年にオン・ブロードウェイへと進出すると、たちまち観客や批評家を夢中にさせて大ヒット。

トニー賞13部門の候補に入り、作品、楽曲、振付、編曲の4部門を制覇。そして、劇中歌を収録したアルバムがグラミー賞の最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞。いちやくリン=マニュエル・ミランダの名を世に知らしめた。

●紆余曲折があった映画化、満を辞して今年公開!

ブロードウェイで大ヒットしていた頃、米大手映画会社ユニバーサル・ピクチャーズが映画化権を早々に取得。
「ハイスクール・ミュージカル」の監督でも知られるケニー・オルテガが起用され、2011年の全米公開を目指していた。

しかし、この企画は途中で頓挫。そこから数年間の沈黙を破り2016年5月、ミランダがワインスタイン・カンパニー(TWC)とタッグを組んで映画化に着手したとの報道が出る。

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