“魅惑の国”の情緒や秘かなお洒落も…『モロッコ、彼女たちの朝』新写真
偶像崇拝を禁じるイスラームでは、人物や動物を描くのはタブーであるため、抽象的な幾何学模様が発達していったといわれる。
サミアとアブラの笑顔が眩しいカットでは、彼女たちのカラフルなスカーフが美しい。肌や髪の毛を隠すという目的以外にも、日中の温度が40度を超えるところもある夏のモロッコでは、スカーフが必需品。柄や巻き方で、思い思いの秘かなお洒落を楽しんでいる。
さらに、屋上で洗濯をするアブラの姿が映るカットでは、その奥にカサブランカのメディナ(旧市街)が映し出されている。外敵からの侵入を防ぐため迷路のように狭い路地が張り巡らされたメディナは、熱気に溢れた人々の生活の場であり、普段は観光客でも賑わう。カサブランカ=「白い家」を意味するその名の通り、白壁の建物が立ち並んでいる。
『モロッコ、彼女たちの朝』は8月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
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モロッコ、彼女たちの朝 2021年8月より全国にて公開
©︎ Ali n’ Productions – Les Films du Nouveau Monde – Artémis Productions
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