くらし情報『堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」』

2010年1月4日 12:50

堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」

堺雅人は止まらない――。2009年、最も多忙だった俳優の一人であることに間違いはないが、“ブレイク”などという安っぽい言葉は当てはまらない。2008年は、言わずと知れたNHK大河ドラマ「篤姫」に加え、公開された映画が3本(『アフタースクール』、『クライマーズ・ハイ』、『ジャージの二人』)。2009年はさらに増えて、実写映画4本に連続ドラマ2本(「トライアングル」、「官僚たちの夏」)。加えて秋には2年ぶりとなる舞台出演で、劇団☆新感線の「蛮勇鬼」にも参加。“ブレイク”などではなく文字通り、作品にとって“欠かすことができない男”として、唯一無二の存在感を発揮している。

2009年もそれぞれの作品で、印象的な役柄を演じてきた彼が、もう一作、その“声”によって登場人物に生命を与えているのが、ナビゲーターを兼ねて参加しているアニメーション・シリーズ「青い文学」。太宰治に坂口安吾、夏目漱石といった文豪の作品に新たな解釈、脚色を加え、小畑健、許斐剛ら人気漫画家のキャラクター原案によるアニメーションで人気を博した。
中でも好評だった太宰の代表作「人間失格」がこのほど映画化。かくして『ジェネラル・ルージュの凱旋』、『ラッシュライフ』、『南極料理人』、『クヒオ大佐』に続く、彼の2009年最後となる5本目の映画出演作となり、現在も公開中だ。

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