2021年7月28日 19:00
ロケーションにも注目『ドライブ・マイ・カー』広島の魅力のスポットを紹介
西島秀俊が舞台俳優で演出家でもある男を演じる村上春樹原作映画『ドライブ・マイ・カー』。この度、本作のロケ地・広島の魅力が詰まった場面写真とメイキング写真が公開された。
第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて、日本映画史上初となる脚本賞ほか全4冠に輝いた本作。北米プレミアとなる第46回トロント国際映画祭への正式出品も決定しており、日本公開を前に世界から大きな注目を集めている。
本作は、大部分の撮影を広島で敢行しており、日本が世界に誇る巨匠が手掛けた名建築や、瀬戸内の美しい町など、そんな知られざる広島の魅力も存分に映し出している。
例えば、家福(西島さん)が演出を手掛ける演劇祭の会場として登場し、家福とみさきが初めて出会う場所となるのが、「広島国際会議場」。国立代々木競技場、東京都庁舎など数多くの国家プロジェクトを手掛けた丹下健三が設計した広島市公会堂を、1989年に建て替えた施設で、公共建築百選にも選ばれた。
また、劇中で家福とみさきが心を通わせる重要な場所として登場する、実在のごみ処理施設「広島市 環境局中工場」。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)の新館や葛西臨海水族園、GINZA SIXなどを手掛けてきた世界的建築家・谷口吉生によるものだ。