2021年8月8日 17:00
子役と名優の熱演『沈黙のレジスタンス』冒頭映像独占入手
パントマイムの神様と言われたマルセル・マルソーの実体験に基づく物語『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』より、公開に先駆けて今回、子役&往年の名優の熱演を捉えた、本編冒頭映像をシネマカフェが独占入手した。
2007年に84歳で亡くなるまで、世界中の俳優やミュージシャン、ダンサーたちに影響を与えたマルセル。本作は、第二次大戦中、ナチと協力関係にあったフランス政権に立ち向かうべく、レジスタンス運動に身を投じていた、これまで語られてこなかった彼の実体験が明らかになる。
その後の展開を支える重要なスタートラインとなる物語の導入部分。本作では、静から動へと移行するサスペンスフルなストーリーを見せながら、時間軸をジャンプさせて厳粛なムードへと突入。冒頭映像は、作品全体の完成度を期待させる至極のオープニングシーンだ。
ユダヤ人差別が激化するナチ政権下のドイツ・ミュンヘン。ユダヤ人のエルスベート(ベラ・ラムジー)は、「(私たちは)なぜ憎まれてるの?」と父親に尋ねると、「ヒトラーが言っている。
“失業が多いのはユダヤ人のせいだ” 皆それを信じている」と語りかける。そして眠りに就こうとしたエルスベートだったが、ナチの突撃隊がやって来て、平穏な家庭の幸せを切り裂いていく…。